２０２２年チェコ共和国のRACICEで5月20日から22日までカヌースプリントのワールドカップが始まります。
コースはチェコの北西部にあるRegatta course Labe aréna Račice.
今シーズンの最初の国際大会は５月２０日金曜日にラチツェで始まり、武漢コロナウィルスの世界的蔓延パンデミックによって世界中のスポーツだけでなく多くのイベントが中止となっていましたが、長い期間が開いた今回がそれ以来最初の完全な大会になりそうです。
50カ国5大陸から500人以上のアスリートがワールドカップに参加予定です。参加者には、オリンピック金メダリストと3人のウクライナ人クルーを含む世界チャンピオンたちがおり、チェコ共和国で開催されるICFカヌースプリントワールドカップのスタートリストに名を連ねられています。
これら旅行制限の解除は、ニュージーランドの5度のオリンピック金メダリストであるリサキャリントンや、オーストラリアのK21000東京金メダリストであるトムグリーンとジーンバンダーウェストホイゼンが2019年以来の最初のワールドカップに出場するということです。
そして、注目選手として、最近引退を発表したカナダのローレンス・ビンセント・ラポワントLaurence Vincent Lapointeに代わりC2のペアメイトで東京オリンピックで銅メダルを獲得しているケイティ・ビンセント選手Katie Vincentが女子C1 200に出場するので、チェックしておきたいですね。
東京オリンピックのメダリスト(女子種目)
| 種目 | 金メダル | 銀メダル | 銅メダル |
| C-1 200メートル | アメリカ合衆国 (USA)
ネビン・ハリソン |
カナダ (CAN)
ローレンス・ビンセント・ラポワント |
ウクライナ (UKR)
リュドミラ・ルザン |
| C-2 500メートル | 中国 (CHN) 孫夢雅 徐詩暁 |
ウクライナ (UKR) アナスタシア・チェトベリコワ リュドミラ・ルザン |
カナダ (CAN) ケイティ・ビンセント ローレンス・ビンセント・ラポワント |
| K-1 200メートル | ニュージーランド (NZL)
リサ・キャリントン |
スペイン (ESP)
テレサ・ポルテラ |
デンマーク (DEN)
エマ・オーストラン・ヨルゲンセン |
| K-1 500メートル | ニュージーランド (NZL)
リサ・キャリントン |
ハンガリー (HUN)
チペシュ・タマラ |
デンマーク (DEN)
エマ・オーストラン・ヨルゲンセン |
| K-2 500メートル | ニュージーランド (NZL) リサ・キャリントン ケイトリン・リーガル |
ポーランド (POL) カロリナ・ナヤ アンナ・プワフスカ |
ハンガリー (HUN) ボドニ・ドーラ コザーク・ダヌタ |
| K-4 500メートル | ハンガリー (HUN) ボドニ・ドーラ チペシュ・タマラ カーラース・アンナ コザーク・ダヌタ |
ベラルーシ (BLR) ボルハ・フジェンカ マリナ・リトビンチュク マルハリタ・マフネワ ナジェヤ・パポク |
ポーランド (POL) ユスティナ・イスクジツカ カロリナ・ナヤ アンナ・プワフスカ ヘレナ・ビシニエフスカ |
行われるレースカテゴリー
2022 ICF Canoe Sprint World Cup Račice Categories
女子カヌーは、WC1 200m、WC2 200m、WC1 500m、WC2 500m、WC1 1000m、WC1 5000m
女子カヤックは、WK1 200m、WK1 500m、WK2 500m、WK4 500m、WK1 1000m、WK1 5000m
男子カヌーは、MC1 200m、MC1 500m、MC2 500m、MC1 1000m、MC2 1000m、MC1 5000m
男子カヤックは、MK1 500m、MK2 500m、MK4 500m、MK1 1000m、MK2 1000m、MK1 5000m
ミックスダブルスは、XK2 500m、XC2 500m
となっています。
エントリーの人気競技は？
競技参加者で男子種目のエントリー種目で一番多いのはカヤック二人乗り５００ｍが５３のエントリーで最多となっています。次いで、カヤック一人乗り１０００ｍの４９と、カヤック一人乗り５０００ｍと、カヌー一人乗り１０００ｍの３４。Ｋ４男子５００ｍが32、Ｋ１男子５００ｍが31と続いていました。
逆にエントリー数が少ないものはカヌー一人乗り男子２００ｍが11、カヌー二人乗り男子１０００ｍが12、カヤック二人乗り男子１０００ｍが13でした。
女子競技では、K1女子５００ｍが一番人気で４１，次いで、Ｋ２Ｗ－５００ｍが３３，Ｃ１Ｗ－２００ｍが２７で３番目の人気となっていました。最少エントリーはＣ２Ｗ－２００ｍで５となっており、一目瞭然の少ないエントリーです。
参加予定国
参加予定リストによると、５０か国が予定されています。
1 A R G A R G EN TIN A
2 A U S A U S TR A LIA
3 A U T A U S TR IA
4 B EL B ELG IU M
5 B R A B R A ZIL
6 B U L B U LG A R IA
7 CA N CA N A D A
8 CH I CH ILE
9 CH N CH IN A
1 0 CO L CO LO M B IA
1 1 CR O CR O A TIA
1 2 CU B CU B A
1 3 CZE CZECH R EP .
1 4 D EN D EN M A R K
1 5 ES T ES TO N IA
1 6 FIN FIN LA N D
1 7 FR A FR A N CE
1 8 G EO G EO R G IA
1 9 G ER G ER M A N Y
2 0 G B R G R EA T B R ITA IN
2 1 G U A G U A TEM A LA
2 2 H KG H O N G KO N G
2 3 H U N H U N G A R Y
2 4 ICF ICF
2 5 IR L IR ELA N D
2 6 IS R IS R A EL
2 7 ITA ITA LY
2 8 KO R KO R EA
2 9 LA T LA TV IA
3 0 LTU LITH U A N IA
3 1 N ED N ETH ER LA N D S
3 2 N ZL N EW ZEA LA N D
3 3 N O R N O R W A Y
3 4 P O L P O LA N D
3 5 P O R P O R TU G A L
3 6 M D A R EP O F M O LD O V A
3 7 R O U R O M A N IA
3 8 S R B S ER B IA
3 9 S G P S IN G A P O R E
4 0 S V K S LO V A KIA
4 1 S LO S LO V EN IA
4 2 R S A S O U TH A FR ICA
4 3 ES P S P A IN
4 4 S W E S W ED EN
4 5 S U I S W ITZER LA N D
4 6 TU R TU R KEY
4 7 U G A U G A N D A
4 8 U KR U KR A IN E
4 9 U S A U N ITED S TA TES
5 0 U R U U R U G U A Y
日本はスタートリストに掲載されていませんでした。
https://memosoft.spotfokus.com/timetable/uploads/XML_Provas/67/pdf/Entries/RACICE2022-StartList-PROVISIONAL-V3.pdf
スプリント系の今年のスケジュール
その次の週はポーランドのPOZNANでカヌースプリントとパラカヌーのワールドカップです。連戦で、シフトアップしてくる選手も出てくるでしょう。
その後、EUのジュニアU23のヨーロッパチャンピオンシップがおこなわれ、
世界選手権はカナダのHALIFAXで8月3日から7日開催、パラカヌーの世界選手権も同日開催となっています。
8月31日からはカヌースプリントのジュニアU23no世界選手権。
9月29日から10月2日はカヌーマラソンの世界選手権がポーランドのPONTE DE LIMA行われます。
資料
https://www.canoeicf.com/canoe-sprint-world-cup/racice-2022
https://federations.canoeicf.com/sites/default/files/2022_icf_canoe_sprint_world_cup_racice_-_bulletin_1.pdf
https://memosoft.spotfokus.com/timetable/uploads/XML_Provas/67/pdf/Entries/RACICE2022-CountryList-V3.pdf
https://memosoft.spotfokus.com/timetable/uploads/XML_Provas/67/pdf/Entries/RACICE2022-Entries%20per%20event%20vertical-V3.pdf
