２０２１年９月１０日から１２日までフランスのポーでカヌースラローム ワールドカップ最終戦が行われています。
日本選手の結果です。最終戦の日本チームはU23のAチームで構成されています。
K1W カヤック一人乗り女子、K1M カヤック一人乗り男子、C1M カヌー一人乗り男子/
/タイムポイント＝走破タイム＋ペナルティポイント（タッチ2秒ポイント、不通過50秒ポイント）
日本選手のラン所感
この大会の予選のランのファーストインプレッションをメモしています。
岡崎選手K1W
岡崎選手の予選1は＃８のダウンゲートでラインを外れストリームに流されてしまいかけたが、上りなおすことに成功し通過した。ここで大きなロスオブタイムとなった。
パワー不足を感じるが、それ以前にランに対する教育不足。
斎藤 康祐選手
＃６で肩がタッチ、ミドルエリアでは＃１６から＃１７へのアプローチミスで大きなロスオブタイム。このゾーンだけリズムが大きく崩れてしまった。
パワー不足を感じるが、日本選手はこの問題の解決方法を知らない。
三島 遊選手
中盤ダレたが、悪くないラン。ウェーブの状態では通過時の姿勢でペナルティを取られる可能性を持っている。
同じく、パワー不足を感じる。
武藤 裕亮選手
いい選手だが、ラインをなぞる事がメインになってタイムを縮めるアグレッシブさが消えている。同じく、パワー不足。現状でもH1のランを見てあと3秒を縮められる能力があるように見えて、もったいなさを感じる。彼はさっさと日本を離れるべき。3人の中では将来性が一番高いように見える。
齋藤 彰太選手
ターンのエクリプスについてとゲートアプローチのアクセレーションについて基礎操法を知らないパドリング。改善点が大きいが、日本では少ないカヌー選手で貴重な選手。彼も成長を目指すならしばらく日本を離れたほうがいい。がんばってほしい。
こういうシチュエーションで他国の選手に話しかけコミュニケーションからヒントをつかみ取れればよいのですが、まず言葉がどのぐらい話せるのかが不明のため何とも言えない。格差があるときがチャンスなんだけど。
日本選手成績
| 種目 | 選手名 （敬称略） | レース 順位 タイム ペナルティ タイムポイント トップとの差 |
| k1W | OKAZAKI Haruka 岡崎 遥海 | 予選1：41位 148.49 6 154.49 +47.44 予選2：19位 126.41 0 126.41 +16.81 |
| K1M | MUTO Yusuke 武藤 裕亮 | 予選1：35位 100.95 0 100.95 +6.26 予選2：13位 103.49 0 103.49 +6.32 |
| MISHIMA Yu 三島 遊 | 予選1：38位 104.47 0 104.47 +9.78 予選2：16位 104.66 0 104.66 +7.49 |
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| SAITO Kosuke 斎藤 康祐 |
予選1：52位 109.80 2 111.80 +17.11
予選2：20位 104.07 4 108.07 +10.90 |
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| C1M | Shota Saito 齋藤 彰太 | 予選1：34位 118.75 2 120.75 +18.78 予選2：19位 132.72 54 186.72 +82.99 |
C1W女子カヌーの日本選手の参加はありません。
今回のレースでは準決勝へ進出した日本選手はいませんでした。
10 – 12 September 2021 2021 ICF CANOE SLALOM WORLD CUP FINAL PAU FRPAU, France
