人間の体で悪い物質を汗で体外に出せるという、いつの間にか浸透したこのデトックス効果は、実際はどうなのだろうか?研究結果が出ました。
汗は何のために出るのでしょうか?
○:汗は体温調節のため。
×:デトックス効果
体内の老廃物や有毒物質を出すために必要な器官は肝臓と腎臓である。
たしかに、汗の成分は水とミネラル+何かしらの物質。
研究誌「Environment International」の研究報告
カナダ、オタワ大学パスカル・インベルト運動生理学者は残留性有機汚染物質(体脂肪に蓄積する汚染物質)の研究をしてます。
どんなに激しい運動をしても、発汗量は2リットル。
それで出る汚染物質は、0.1ナノグラム。(十進数だと0.000 000 001gram)
普段の生活で、汚染物質が体内に入ったとしても、汗で出る量は0.02%。激しい運動でも0.04%。
ほとんどの汚染物質は体内に入ることはないぐらいの量。
重金属やプラスチックに含まれるビスフェノール(BPA)
この物質は水に溶けやすく、汗の中にごく微量含まれていることがある。
しかし、実際は尿から排出されるモノがほとんど。
その物質自体が体に入っていることは希。
そういうものでつくられた容器で食べないことが、ベストなこと。
だそうでーす。
今まで、沢山汗かいたから、体が健康になったとか、体が洗浄されたとかって言う、思い込み。
実際は違っていたという結果がでました。
汗のために我慢してスポーツしたりすると、熱中症などで死亡したりするケースもあるので、体温を丁度良い範囲内でスポーツして、適度に休み、体の調節管理を自身で行いましょう。
おまけ
サマータイムはやめた方が良い理由
米国疾病対策センターによると、米国の成人では、推奨される7時間以上の睡眠をとっていない慢性的な睡眠不足の人は8000万人余りにのぼる。
北米では、夏期に標準時間を1時間繰り上げるサマータイムが始まった週の月曜日には、普段の月曜日に比べ、心臓病の発生件数が24%増え、車の衝突事故による死者も急増する。
そういう統計が出ているだけに、日本もそうなるかもしれへん。