ポルトガルで行われた2018年度のカヌースプリント世界選手権の最終結果です。
カヤック 一人乗り 男女
Race 113 K1 Women 1000m A決勝
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 4 265 DÛra BODONYI HUN 4:02.892 1993
銀 2 244 Lizzie BROUGHTON GBR 4:03.927 1988
銅 3 542 Bridgitte HARTLEY RSA 4:04.017 1983
4位 6 212 Nina KRANKEMANN GER 4:04.662 1995
5位 1 467 Anastasia PANCHENKO RUS 4:09.423 1990
6位 8 630 Inna HRYSHCHUN UKR 4:12.313 1994
7位 5 24 Alyssa BULL AUS 4:12.333 1995
8位 7 171 Netta MALINEN FIN 4:16.348 1992
9位 9 135 Anna KOZISKOVA CZE 4:17.438 1986
Wind speed 3,8 ms Air temp 27,7 c Water temp 25,3c
最後は4分の3艇身の差。
Race 151 K1 Men 1000m A決勝
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 5 1 Fernando PIMENTA POR 3:27.666 1989
銀 8 226 Max RENDSCHMIDT GER 3:28.391 1993
銅 1 151 Josef DOST£L CZE 3:29.177 1993
4位 3 278 B·lint KOPASZ HUN 3:29.917 1997
5位 2 599 Roi RODRIGUEZ ESP 3:31.677 1994
6位 7 405 Bartosz STABNO POL 3:32.007 1991
7位 4 495 Roman ANOSHKIN RUS 3:32.602 1987
8位 6 165 RenÈ POULSEN DEN 3:32.667 1988
9位 9 30 Murray STEWART AUS 3:33.332 1986
Wind speed 0,0 ms Air temp 26,9 c Water temp 25,3c
フィニッシュ後ボートに立ち上がって観衆に手を振ろうと思ったら、そのまま笑いながらズボーンと転覆。救命用水上バイクに乗せられ観客席に。地元の優勝にスタンドの大観衆は総立ち。そのまま、インタビューでさらに盛り上がっていた。
感動ですね。大会前から副大統領がピメンタの活躍を見に来てほしいと言っていましたが、その期待に応え国の英雄となったわけです。
彼が操法変えたのわかった人いるかな?
今まで3番目の男だったのが最強選手となるために、やはり試行錯誤していたのですね。
Race 149 K1 Women 500m A決勝
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 3 264 HUN Danuta KOZ£K 1:47.254 1987
銀 5 379 Lisa CARRINGTON NZL 1:47.984 1989
銅 6 46 Volha KHUDZENKA BLR 1:48.724 1992
4位 4 392 Anna PULAWSKA POL 1:49.614 1996
5位 7 468 Elena ANIUSHINA RUS 1:50.759 1993
6位 9 605 Linnea STENSILS SWE 1:51.034 1994
7位 8 23 Alyce BURNETT AUS 1:51.919 1992
8位 2 508 Milica STAROVIC SRB 1:52.199 1988
9位 1 524 Ivana ML£DKOV£ SVK 1:52.244 1985
Wind speed 0,0 ms Air temp 24,6 c Water temp 25,3c
この優勝したコザック(カィザック)選手。すごすぎる。今後カヌー女子界を引っ張っていく存在に見えた。スタイルはキャリントン選手と似ているが、微妙に違う。注目していきたい選手。
しかし、ハンガリーはすごい選手を生み出したなぁー。ドキドキするわ。
Race 200 K1 Men 200m A決勝
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 6 580 ESP Carlos GARROTE 35.259 1991
銀 4 350 Arturas SEJA LTU 35.366 1996
銅 3 481 Evgenii LUKANTSOV RUS 35.512 1991
4位 5 276 Bal·zs BIRK£S HUN 35.576 1996
5位 8 337 Aleksejs RUMJANCEVS LAT 35.706 1986
6位 7 514 Marko DRAGOSAVLJEVIC SRB 35.806 1994
7位 1 412 Pawel KACZMAREK POL 35.932 1995
8位 2 316 Manfredi RIZZA ITA 36.116 1991
9位 9 204 Badri KAVELASHVILI +1.173 GEO 36.432 1996
Wind speed 0,6 ms Air temp 26,6 c Water temp 24,9c
Race 199 K1 Women 200m
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 5 379 Lisa CARRINGTON NZL 38.821 1989
銀 3 160 Emma JÿRGENSEN DEN 40.548 1996
銅 7 605 Linnea STENSILS SWE 40.585 1994
4位 8 401 Marta WALCZYKIEWICZ POL 40.685 1987
5位 9 242 Jessica WALKER GBR 40.728 1990
6位 4 524 Ivana ML£DKOV£ SVK 40.745 1985
7位 2 186 Sarah GUYOT FRA 40.795 1991
8位 6 573 Teresa PORTELA ESP 40.978 1982
9位 1 540 Anja OSTERMAN SLO 41.155 1993
Wind speed 0,2 ms Air temp 26,8 c Water temp 24,9c やや追い風方向
カヌー 一人乗り 男女
Race 115 C1 Women 500m
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 2 471 Kseniia KURACH RUS 2:10.991 1997 1:03.947 (2)
銀 5 38 Alena NAZDROVA BLR 2:11.631 1998 1:04.612 (3)
銅 4 92 Katie VINCENT CAN 2:12.148 1996 1:03.760 (1)
4位 6 118 Shixiao XU CHN 2:12.875 1992 1:04.683 (4)
5位 3 273 Zsanett LAKATOS HUN 2:19.448 1996 1:06.723 (5)
6位 7 633 Liudmyla LUZAN UKR 2:21.115 1997 1:07.867 (6)
7位 9 400 Magda STANNY POL 2:22.118 1993 1:08.892 (8)
8位 1 203 Mariami KERDIKASHVILI GEO 2:24.365 1998 1:08.240 (7)
9位 8 525 Lucia VALOVA SVK 2:30.206 2001
Wind speed 5,1 ms Air temp 27,5 c Water temp 25,3c 右横からの風
前半はKURACH(ロシア)とバンサン(カナダ)の先頭争いだったが、徐々に4艇が先頭争いに並ぶ。
先頭4艇だけの争いだった。
Race 150 C1 Men 1000m
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 5 232 Sebastian BRENDEL GER 3:48.390 1988
銀 4 154 Martin FUKSA CZE 3:49.625 1993
銅 6 76 Isaquias DOS SANTOS BRA 3:50.190 1994
4位 8 487 Kirill SHAMSHURIN RUS 3:53.300 1990
5位 3 674 Oleg TARNOVSCHI MDA 3:53.665 1992
6位 7 188 Adrien BART FRA 3:54.221 1991
7位 2 275 Andr·s BODONYI HUN 3:54.496 1994
8位 1 310 Carlo TACCHINI + ITA 3:58.826 1995
9位 9 104 Mark OLDERSHAW CAN 3:59.186 1983
Wind speed 0,0 ms Air temp 26,0 c Water temp 25,3c
Race 152 C1 Women 200m
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 6 93 Laurence VINCENT-LAPOINTE CAN 45.567 1992
銀 2 473 Olesia ROMASENKO RUS 46.242 1990
銅 5 393 Dorota BOROWSKA POL 46.812 1996
銅 9 38 Alena NAZDROVA BLR 46.812 1998
5位 4 272 Vir·g BALLA HUN 46.972 1994
6位 3 115 Luqi ZHANG CHN 47.232 1994
7位7 81 Staniliya STAMENOVA BUL 47.282 1988
8位 8 509 Nikolina MIJUSKOVIC SRB 48.087 1999
9位 1 523 Gabriela LADICOV£ 48.892 1999
Wind speed 0,3 ms Air temp 26,5 c Water temp 25,2c 左前からの風
3位は同着
Race 201 C1 Men 200m
順位 レーン 背番号 選手名 国 タイム 生まれ年
金 5 49 Artsem KOZYR BLR 39.810 1990
銀 4 485 Ivan SHTYL RUS 39.970 1986
銅 3 353 Henrikas éUSTAUTAS LTU 40.043 1994
4位 6 205 Zaza NADIRADZE GEO 40.226 1993
5位 2 233 Stefan KIRAJ GER 40.410 1989
6位 7 441 Helder SILVA POR 40.503 1987
7位 8 587 Alberto PEDRERO ESP 40.826 1995
8位 9 652 Oleh BOROVYK UKR 41.306 1996
9位 1 282 D·vid KORIS£NSZKY HUN 41.510 1993
Wind speed 2,5 ms Air temp 26,9 c Water temp 24,9c 右前からの風
まとめ
今大会はすごく感動的なレースがたくさんありました。
決勝Aレースはやっぱり面白いのですが、さらに強い選手が出てきて、世代交代か!?と思わせるような若手の台頭も注目選手として気に留めて置きたいです。
このようなレースは世界選手権ならではと感じました。
書いてない決勝のレース展開は追記するかも
MEDAL TABLE
世界選手権2018の各国の獲得したメダル数です。
国名 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
---|---|---|---|---|
ドイツ | 7 | 4 | 2 | 13 |
ハンガリー | 6 | 1 | 2 | 9 |
ロシア | 3 | 3 | 5 | 11 |
ベラルーシ | 3 | 2 | 3 | 8 |
カナダ | 3 | 1 | 4 | |
ブラジル | 2 | 1 | 3 | |
ポルトガル | 2 | 2 | ||
ニュージーランド | 1 | 4 | 5 | |
スペイン | 1 | 3 | 1 | 5 |
チェコ | 1 | 1 | 2 | 4 |
イギリス | 1 | 1 | 2 | |
ポーランド | 3 | 3 | 6 | |
キューバ | 2 | 2 | ||
デンマーク | 2 | 2 | ||
リトアニア | 1 | 2 | 3 | |
セルビア | 1 | 2 | 3 | |
ウクライナ | 1 | 1 | 2 | |
スロベニア | 1 | 1 | ||
チリ | 1 | 1 | ||
アイルランド | 1 | 1 | ||
イタリー | 1 | 1 | ||
ノルウェー | 1 | 1 | ||
南アフリカ | 1 | 1 | ||
スェーデン | 1 | 1 | ||
日本 | 0 |
ドーピングで昨年から1年間出場停止だったロシアと中国。中国はメダルを取れませんでした。
カヌーで4位につけた選手がいましたが、ドーピングをしていればメダル、していなかったからメダル外という明らかに薬物でメダルを獲得してきたことがわかる。
今後、さらなる厳しい国際カヌー関係者の目で監視し続けなくてはならない。
WCHから2020
2018年8月23日から26日にかけてモンテオーベーリョで行われたワールドチャンピオンシップ。
東京オリンピックが2年後に迫り、世界のトップチームは予選通過に向けての戦略を練るために、有利な位置でチームのモチベーションを上げ、国からの支援を確実なものにするために、この大会では圧勝しておきたいと考えているでしょう。スプリントレースは閃光のごとくとてつもない速さの選手は現れることはありません。大会でのメダル獲得が精神的な有利になる理由は、選抜戦での個人ポイントとして有利に働くことで、ナショナルチーム選抜とオリンピック代表選で心揺らされることが少なければ少ないほど、集中でき、より強い選手になりやすいためです。
この時点で、A決勝に残れない選手は、オリンピック出場はかなり厳しいと感じて当然で、大陸予選まで出場が決まらず、大陸予選で優勝しなければ出られない。つまり、この大会でそれぞれの大陸地区のライバル選手を導き出し、来年の世界選手権で抜け出してしまい、そのこぼれた選手がだれになるのかがもうわかってしまうのです。
その選手よりも早くなければオリンピックは出られない。
ホストチームとして出場しても、順位決定戦がいいところとなってしまう。
だからこそ、日本は絶対にこの大会で結果を出していなければならなかったのです。
日本はメダル
0(ゼロ)
でした。
惨敗です。
2020は1000億円をかけた水の森競技場でレースは行われますが、その対価は全くありません。
あとは、都民のための施設として、それだけの価値があるものとして存続できるのか?
すでに、税金への試練は始まっているのです。
JOCは水の森を正当化したいのなら、日本カヌー連盟の役員精査で不要な人材をすべてカットしろ!と要請すべき時に来てます。
かなり高度な、間違い探しに見える。
違いがわからない。