title1117pr600px 1 - スラロームワールドカップ第4戦土曜日の結果

2017年9月1日～3日までカヌーカヤックスラローム競技のワールドカップ第4戦がイタリーのIVREAで行われてます。
出場日本選手の準決勝の結果です

カヌー女子カヤック男子セミファイナル、ファイナルレース

金曜日はカヌー女子準決勝・決勝と、カヤック男子の準決勝・決勝が行われました。
決勝へは10名の選手だけが進出できます。

準決勝の結果一覧

Kayak (K1) Men Semifinals

日本選手2名が予選通過したこのレースの結果。

（スタート前のAdachi選手）

順位	ゼッケン	選手名	国	ペナ	総合点	差
1	60	Mathurin MADORE	FRA	0	87.92	0.00
2	7	Thomas BERSINGER	ARG	0	88.12	+0.20
3	2	Peter KAUZER	SLO	2	88.24	+0.32
4	1	Vit PRINDIS	CZE	0	88.87	+0.95
5	21	Maciej OKREGLAK	POL	0	89.17	+1.25
6	33	Igor TSVIET	UKR	0	89.62	+1.70
7	4	Jakub GRIGAR	SVK	2	90.43	+2.51
8	57	Zachary FRANKLIN	GBR	0	90.92	+3.00
9	11	Michal SMOLEN	USA	0	91.06	+3.14
10	17	Zeno IVALDI	ITA	4	91.28	+3.36
14位	18	Kazuya ADACHI	日本	0	91.90	+3.98
24位	37	Kazuki YAZAWA	日本	2	93.70	+5.78

残念ながら二人とも決勝へは進めませんでした。

日本選手が進めなかった原因を探る

個人的に思うに戦略ミスであると感じる。
一つはこのIVREAの川の流れの表面の波（スタンディングではない）よる高さの差にパドリングの方法が従来一辺倒で漕いでいる。
この水質（物質的なものでは無く）を見極めた道具をつかった選手が早いコース。JOシルバーメダリストの選手をみると、テクニックのやり方、（一般的なターン方法ではない）など見ていてなるほどと思わせてくれた。
今の日本にいるコーチではこれが見抜けないだろう。
だから私も書き方をぼやかしている。

なぜ、日本選手がランもそれほど悪くないのにタイム差が出たのかが気になってモーション解析をしてみて早い選手のポイントがいくつか見つかった。
これは相当な分析経験がないとわからないと思う。

パドルとターンだけではこのコースは攻略できない。WWテクも装備も要素が加わってきているだけに・・・。
私も勉強になった。　すごい進化している。発想もすごいがそれを実現するのもすごい。やはりこの次元に入らないと常勝表彰台への道は無いのかと思ってしまった。

結構なヒントを書いているんだけど・・・。

決勝

最終順位	選手名	国	ペナ	総合点	差	WCシリーズポイント
金	Vit PRINDIS	CZE	0	87.15	0.00	２０８（1位）
銀	Michal SMOLEN	USA	0	87.44	+0.29	１４１（６位）
銅	Peter KAUZER	SLO	0	89.31	+2.16	１３１（7位）
4	Thomas BERSINGER	ARG	0	90.22	+3.07
5	Jakub GRIGAR	SVK	2	90.82	+3.67	１３０（8位）
6	Zachary FRANKLIN	GBR	2	92.97	+5.82
7	Maciej OKREGLAK	POL	2	93.60	+6.45
8	Zeno IVALDI	ITA	50	140.46	+53.31	１１７（１０位）
9	Mathurin MADORE	FRA	50	141.37	+54.22
10	Igor TSVIET	UKR	52	142.89	+55.74

WC総合ポイントの5位に日本のAdachi Kazuya選手が144ポイントでいます。
どびっくりーっ！！！

Canoe Single (C1) Women Semifinals

順位	ゼッケン	選手名	国	ペナルティ	総合点	差
1	6	Nadine WERATSCHNIG	AUT	2	115.04	0.00
2	5	Rosalyn LAWRENCE	AUS	0	115.28	+0.24
3	8	Jasmine ROYLE	GBR	0	115.36	+0.32
4	23	Luuka JONES	NZL	2	117.97	+2.93
5	1	Jessica FOX	AUS	6	118.80	+3.76
6	4	Tereza FISEROVA	CZE	4	120.71	+5.67
7	2	Viktoria WOLFFHARDT	AUT	2	125.33	+10.29
8	24	Alja KOZOROG	SLO	0	126.66	+11.62
9	17	Andrea HERZOG	GER	6	126.67	+11.63
10	14	Cecile TIXIER	FRA	4	128.72	+13.68

決勝

	選手名	国	ペナ	総合点	差	WCシリーズポイント
金	Jessica FOX	AUS	2	100.83	0.00	１９７（1位）
銀	Viktoria WOLFFHARDT	AUT	0	111.57	+10.74
銅	Tereza FISEROVA	CZE	2	115.70	+14.87	１７２（2位）
4	Nadine WERATSCHNIG	AUT	2	118.14	+17.31	１３４（5位）
5	Jasmine ROYLE	GBR	4	121.42	+20.59
6	Rosalyn LAWRENCE	AUS	2	122.47	+21.64	１５１（3位）
7	Luuka JONES	NZL	4	123.24	+22.41
8	Andrea HERZOG	GER	2	128.93	+28.10
9	Alja KOZOROG	SLO	52	201.42	+100.59
10	Cecile TIXIER	FRA	56	210.21	+109.38