スタンドアップパドルSUPのホワイトウォーターのパドラーとして有名なポールクラークさん。
かれのHARAのSUPボードを以前紹介しました。
ホワイトウォーターでのSUPの乗り方は何が違うのかの入門編。

ホワイトウォーターゾーンでのダウンリバー

ホワイトウォーターのSUPの乗り方なんてどこで教われば良いのだろうと思っている人は多いのではないでしょうか？
私もさっぱりわかりませんが、調べることはできますので、そのリードしている人を見つけ、そしてどのようなことをやっているのかをチェックしてみました。

ダウンリバーでの安全装備
・ボード　（インフレータぶるの３５０ｃｍぐらいのもの）
・パドル　（パル面が長く大きめのもの）
・PFD　　　５０N　体重によっては６０N~
・ヘルメット　ウォータースポーツ用
・シューズ　ウォータースポーツ用
・ウェア　防水
・パンツ　海パンOK
・シグナルデバイス

をそろえるべきだと言っています。

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ライディング

①ボードでの姿勢のとリ方
②最初の練習は、安全にボードから落ちる方法。
③ボートへの安全な乗り込み

①ボードでの姿勢のとリ方

まず立ち位置ですが、一般的なSUPでは足を平行ぎみにして背中を伸ばして立ってバランスをとりますが、ダウンリバーでは姿勢を低めにします。
■サーフ姿勢
そして特徴的なのは、前後に足を開きます。サーフ状態。この姿勢ではパドリングしない。
このときの開き方は、流れのクラスによって初期から変えているようで、急流なほど後部の盛り上がった位置に足をセットし、フロント側の足はトリムをやや後方にしている様子がわかります。
膝は内側に曲げた姿勢ですが、上半身を支える力に加えて上半身の動作を支える力のギリギリの線で支えることが重要と思われ、足の付け根から膝から足首の自由な動きで上半身のバランスを維持する。
そのためにシューズがボードにかなりの固定感を生むモノが必要とされるので、裸足よりもグリップが強いシューズの役割も重要になっています。
サーファーだとボードにWAXを塗って滑り止めにするのでしょうが、岩場などがあるために防御用具としてもシューズの利用はお勧めしたいところです。

膝立ちしているレースカヌーをさらに膝の下まで利用したバランスの維持をすると考えれば、その先のパドルの使い方も理解しやすいことになりそうです。

■パドリング姿勢
前後に開いている足も、状況によって足の開きを平行ぎみにしてパドリングしたりするので、タイミングで自在にスタイルを変えられるようにした方が良いようです。両足同時に小さなジャンプをして開き方のスタイルを変えていた。

基本的にサーファーのテクニックとレースカヌーのテクニックを合わせたモノと考えていけば良さそうです。
パドリングでスピードをつけるのが難しそうなので、やりたいことが、タイムレースなのか、乗りこなしなのか、目的によってスキルアップの項目が違いそうですね。

②安全にボードから落ちる方法。

立っている姿勢がとれなくなる場合はできる限り低い姿勢へ移行する。
しかし急な跳ね返りなどがあって体が飛ばされるようなときでも、ボードの維持をいしきする。
リーシュがついているが、それよりもボードを掴んで離さないこと、パドルの維持を心がける。

③ボートへの安全な乗り込み

ボードの幅が広いので、サーフスキーやスプリントなどのロングボートへの乗り込み方と一緒で、横乗りした方が乗りやすいようです。（カルタベイトブックに記載）

ライディングまとめ

ビデオをみても、乗りこなすための方法は、まだ現地の状態で何度も乗ってからその場その場で動作をどのようにするのかを見つけているような段階みたいですので、例えば日本の川で乗っているなら、その場に合わせた乗り方を見つけていくしか今のところ無い様です。
完全な波の状況に対応する乗り方が開発されていないので、沢山乗ってコツを掴んだ人がTOPライダーを名乗れるってことですね。

じゃばらカップでSUPでダウンリバーしている人の楽しそうな感じはうらやましい～っｗ
これから始める人など、動画があればみてみてはいかがでしょうか。

ポールクラークさんのアップした動画。

Big Eddy Whitewater Paddle Boarding from Paul Clark on Vimeo.

本格的にやるなら、彼の講習（クリニック）を受けてみたら参考にしやすいと思います。
現地USAオレゴンで初心者講習がいくつかありダウンリバーレベル2時間５０ドル～5時間１７０ドル、レベル２のホワイトウォーターゾーンレベルなど5時間300ドルだそうです。
英語を勉強して話せるようにならないとお金の無駄になるので関係用語も含めて勉強してみては？
http://www.suppaul.com/book-online