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ジュニアU23CKスラローム世界選手権準決勝結果速報

2017年7月18日からスロバキアのブラチスラバで始まった18歳以下のジュニアと23歳以下のUnder23のカヌーカヤックスラロームワールドチャンピオンシップ。21日からは準決勝と決勝のレースが始まります。日本選手二人の準決勝の結果を速報ニュースとして紹介します。

準決勝のゲートは２３，（アップストリームゲーツ＃４、５，１１，１４，２２，２３）

日本選手団の準決勝進出メンバーはこちら

クラス	性別	カテ ゴリー	選手名（敬称略）	レース	順位/出場数	結果
ジュニア 18歳以下	男子	K1	武藤　裕亮	準決勝	17/40	１７位
U23 23歳以下	女子	C1	八木　愛莉	準決勝	18/30	１８位

決勝には上位10名が進出できます。

所感

準決勝の武藤選手（写上）
ラン自体落ち着いていて悪くない。ただ他の選手のまねをしていたのでは､劣化版になってしまう。自分の武器は何かを中心にランを考えて良いレベルだと思う。
ただタイムの遅れはモーションを変化させるポイントへでの状況判断がわずかに遅れているから、ビシッと水の目のラインに決まらず、乗り遅れハードな状況になってしまっている。
もっと言うとラインが間違って想定している。その早くないラインのコースのタイミングが遅れている。

例えばこのレースだけのタイムを見れば同レベルと勘違いしてしまうイギリスのEtienneChappell選手。彼の決まり具合は参考になり刺激を受けられるだろう。彼は技術的には遙かに上の世界にいるんだけど、追いつけ無いことはないはず。

チェコのTomasZima選手準決勝1位だが今回のランはすごかった。
ジュニア時代の2014年にシニアのチェコカップにでて27位。2016のクラクフでチーム戦3位。2016年はチェコカップで13位。ジュニアカップ優勝など･･･。それにしてもチェコの選手層の厚さはなんなのだーっ。

準決勝八木選手（写上）どうしちゃったの？と言うぐらいバラバラ。その原因は疲労かどうかわかりませんが、完全なパワー不足でボートの制御が全くできていない。精神的にも負けているのか、出だしから雑なランで不要なタッチペナルティ、そして挙動をコントロールできないために素通りしてから戻って通過の繰り返し、トップセクションで1分近く。
悪く書きたくないのですが、目を閉じたくなってしまいました。
このランは、絶対に「前の日に食べた食事で腹を壊していた」はずと勝手な理由をつけて、自分の気持ちを切り替えました。

重い空気で淀んでいましたが、次の選手はブラジルのANA STATILA
素晴らしい！
見ていて気持ちが明るくなりました。サンバ！
そして、最後のFOX選手よりもタイムが上で準決勝トップに。

決勝で大波乱
J.FOX決勝でまたやっちゃった事件発生
（次回の記事へ）

選手（敬称略）	レース	TS	MS	BS	P	総合点	トップとの差
武藤　裕亮	準決勝	+5.71	+7.53	101.53	#22(2)	103.53	+11.19
八木　愛莉	準決勝	+13.93	+25.83	153.72	#3#6#7#8#13#15#16#22(16)	169.72	+53.53

予選の結果と選手所感は前の記事に全部追加で記載しました。

Kayak (K1) Men Junior Final

驚きました。見ながら書いていた記事ですが、決勝でZIMA選手をぶっちぎる選手が登場しました。モンスタージュニアばかりで恐ろしいです。

順位	背番号	選手名	国	ペナ	総合点	トップとの差
1	1	F. OSCHMAUTZ	AUT	2	92.18	0.00
2	2	T. ZIMA	CZE	2	94.16	+1.98
3	28	J. BARTA	CZE	2	95.67	+3.49
4	16	L. STAHL	GER	2	97.42	+5.24
4	22	T. KANCLER	SLO	2	97.42	+5.24
6	10	A. GONSENICA	SVK	4	97.63	+5.45
7	76	T. FASOLI	ITA	4	98.49	+6.31
8	4	Z. MUTTON	NZL	4	99.34	+7.16
9	11	T. SMITH	USA	2	102.87	+10.69
10	39	J. JOSEPH	USA	2	108.66	+16.48

最終結果などは別記事で。