USAのワシントン州のホワイトウォーターのクリークゾーンでの危機一髪のトラブル。
滝落ちを撮影しようとしていたスタッフには全く手出しできない状態。
その危機回避。救出者のスキルに感動させられます。
クリークでのハプニングで・・・
夏の冒険中の出来事。二人のカヤッカーがダウンリバーしていました。
滝を降り、大きな滝の手前のちいさなプールでハプニングがおきたのです。
一人の緑のボートに乗っていたブレンオートンさんが位置取りをミスり、危険な方向へ行ってしまいました。
その方向とは、アンダーカットが見え見えの大きな岩場。
流れが強く押し寄せており、プール壁面の岩場へ進んでしまったのです。
岩場の雰囲気は危険なアンダーカットの雰囲気がプンプンしているにもかかわらず、そこへ行ってしまったのです。
アンダーカットは岩の下側が削れており、そこにはに水が流れ込むために、積層物もあり、その水はぐるぐると洗濯機のように回っているのです。
洞窟状態の場所に入ったら抜け出すことはまず不可能。
死んでしまうのです。
ボートに乗っていても岩場の下にも水が進むために、体制が斜めにさせられ転覆するととても危険。
岩の下のエリアに入ったら出ることはできなくなるため、必死で入らないようにしなければなりません。
それを知っているカヤッカーは必死に転覆しないように抵抗しますが、やはり水のパワーに負け転覆。
起き上がろうとする様子を、ヘッドにつけたカメラが撮影しています。
この状態は、リバーカヤッカーなら誰もが経験したことであろう、嫌な景色です。
ロールをしても水流が倒す、の繰り返しで、起き上がりきれません。
そしてボートを捨てる決意をします。
ボートを捨てて、岩の手がかかるところを掴み、必死に支えますが、この状態は長くは持たないことはわかります。
アンダーカットへの吸い込みを絶対させないように、必死で流れの水を浴びながら、頭部を水面に出してこらえます。
危険な時間は過ぎていきます。
彼を一刻も早く救出しなければ、彼の命はなくなってしまうことでしょう。
今、救出できるのは、もう一人の黄色のボートの操船者デイブフジリーさんしかいないのです。
ボートで救出に向かうこと、それは共倒れを意味していることは、映像を見ればわかるでしょう。
どうすべきか・・・！！
デイブさんの落ち着いた対処。
そして絶妙なコントロール
滝まで１ｍ弱のところぎりぎりでの救出。
そして、外部への連絡からのエスケープ。
そこまでが記録されています。
一部始終は、こちらの動画をご覧ください。
すごい、よい動画だと思います。（出だしのジョーズのBGMは最悪だけどね（笑））
