2017年からの国際基準禁止物質となった「ヒゲナミン」について
気管を拡張させる効果がある物質。
ヒゲナミン自体は、心拍を強め、血流量を増やす。冷え性などに効く漢方薬として有名。
南天エキスなどに含まれています。南天の樹木は一般的にも販売されており冬場でも枯れずに関東より西側で見かけることが多いものです。実をつけやすくするにはあまり肥料などを与えない方が良い。実は赤い。南天のど飴なども販売されている。
これが、2017年から検出された場合にドーピングと見なされるので注意です。
選手の方、身近にあるものだけに頭に入れておきましょう。
今年は、珍しく日本のドーピング機構側から率先して年末に周知徹底のためのリストが配られました。
昨年の時点では全く広報はなかったような組織だったのですが、これだけドーピングが騒がれロシア代表選手などのオリンピック参戦禁止選手事件。
中国のオリンピックメダル剥奪など、薬物に関してのスポーツ事件が多発したため、連盟に発信したようです。
ヒゲナミン
一般的な食品には含まれていないようですが、栄養補助食品のなかには記載無く
使われている場合があります。
実際にいくつかの栄養補助食品で検出されています。
ノルコクラウリン
デメチルコクラウリン
イボツツラフジ
漢方
附子（ぶし）
丁字（ちょうじ）
細辛（さいしん）
南天実（なんてんじつ）
呉茱萸（ごしゅゆ）
公益財団法人日本アンチドーピング機構 情報
http://www.canoe.or.jp/tournament/result/20161222.pdf
https://www.wada-ama.org/en
