日本人の学生のエルゴマシーンを使ったトレーニングビデオをたまたま見つけて見た感想。
スプリントレースを中心にランをするプレーヤーは、冬場などエルゴのマシーンでのトレーニングは良く行われます。
このエルゴマシーンでのカヤックパドリングの負荷練習のローテーションで、学生自体が基礎動作を出来ていない事と、コーチがその動作の不足している事を見極められていない事がわかりました。
基礎的な動作
ＣＫＮＭに限らず、ＥＵ系の基礎としてＰＣをハンドブックで紹介し、その後4冊について徐々に書いています。
その基礎動作に全く達していない、ただエルゴのバーをパドリングの様に回しているだけでは、速くなる以前に、フォーム自体の完成も程遠いモノで、冬場のステップアップしたい時期に全く意味の無い時間を過ごしてしまいます。
エルゴ指導ではまずＰＣ１が出来ていないと話になりません。
これは、下半身とボディーの連動からのパワーの連携が出来なければ、上半身の負荷を強くかけたエルゴ練習の意味が無くなるからです。
ビデオには数名の選手がコーチ指導を受けていましたが、動作自体が、全員バラバラのものでフォームは表面上パドリングのようにみえますが、フォースについて力の連動がなされていないことが一見して分かりました。
練習以前に気になったものに
負荷は強ければよいと言うものではないのです
負荷をかけ過ぎた設定自体間違っています。
ローテーションのフォームを維持する事。
それに伴って､負荷の上昇へと進まなくてはなりません。
学生への過度な負担はフォームを崩す原因となります。
適正な負荷設定をコーチは知るべきなのです。
それは、フォームを維持できる限界レベルよりやや下の負荷設定で、繰り返し行う事で、(スケジューリングと詳細なサーキット行程の計画準備を行う事）増強していくべきなのです。
単純動作だからこそボディー全ての連携に注目しよう
海外選手の何気ないエルゴトレーニングを見ても、フォームの流れはできています。
日本選手もコーチもこの理論自体をもう一度再確認し、動作に反映させるためにフォーム自体の修正をこの冬にしておかないと、何年経ってもスキルアップしない選手ライフでしかなくなってしまうのです。
基礎ＰＣは１～５
とても単純な動作で、理解すればだれでも習得可能なものです。
そのフォーム自体が出来ていれば、冬場の補完トレーニングでパワー増強ができるのです。
本当に強い選手になりたいのなら、世界の基礎動作を自分の物に取り入れましょう。
コーチと言っても理論の無い人は、日本には大勢いるためスキルアップしたい選手には邪魔な存在となってしまっているようで、残念です。
エルゴ指導以前に、シュミレーションのオンランド練習でフォームの連携を確実につかむことが先決です。
それが無いのにエルゴを使う意味はありません。
「エルゴが無ければ、練習ができないのだ」と言う考えは必要ありません。
補完トレーニングでパワー増強は可能であり、リーンのないエルゴ自体はフォームを作ってからでないと能にイメージが湧いてのフィジカルな連動のイメージがつながらない事をサポートできないからです。
コーチが理解していなければ指導の意味が無い
ＰＣ理論でなくても基礎フォームに関しては、日本語で言う「マスト動作」はあるのです。
ビデオがとってあったことで、学生たちが間違っているフォーム指導を受けている事はわかりました。
ＣＫＮＭでそれらを修正する必要があることを伝えられれば、選手にとってはラッキーでしょう。ですが、その学校にこちらから連絡する事はありません。
選手にとって指導は出会い、横から間違っていると横槍を入れたら、指導者の立場が無くなってしまうからです。指導者はもっと研究すべき問題です。それに気が付かなければ、選手を殺している事さえ気が付かないでしょう。
マイナー競技だけに、貪欲に情報を集めなければ何の手がかりも無いのが現状です。日本のカヌー連盟の教育情報など０に等しいからです・・・。
＝ぶつぶつ＝
カヌーカヤックの情報発信
このサイトも、全く自己財産を減らし続けているだけな状態。
もっと、人気のあるコンテンツのＢＵＺＺった情報のが閲覧されるのでしょうが・・・。
