カヌー スプリント ﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟ第２戦の最終結果です。
RIO ｵﾘﾝﾋﾟｯｸも近いので、オリンピック１人乗り種目に注目した部分の結果です。
ロンドンオリンピックから採用された２００ｍの距離のレースでスプリンターが、がぜん注目されるようになってきました。その代り５００ｍのレースが無くなりましたが、短距離とミドル距離のレースはカテゴリーとして面白いと思います。あとは長距離レースですが、フラットウォーターでの長距離化は見た目のショー的要素が低いと感じられますので、サーフスキーなどの採用も未来にあるかもしれません。
オリンピックは、国同士の戦いなので、個人競技とちょっと意味合いが違います。世界選手権ができた時に、オリンピック以上の面白さがあると感じるので、強大なプレッシャーと戦うのがオリンピックで、レースの競技的要素で戦うのが世界選手権。ツアー興業なのがワールドカップという感じだと私はとらえています。
メンタル面とメダルへのチャレンジですが、ランニング競技はまさか！が起きにくいのも事実なのですが可能性は０ではないだけに、プレッシャーに襲われた顔面をもっとスタート前に映し出してほしいと感じています。
カヌー 一人乗り １０００ｍ 男子
もはや、無敵のドイツのセバスチャンブレンデル選手は、第２戦でも優勝し、RIOでの環境次第だけが敵という状態に・・・。
ドイツのスポーツキャスターの女性Jessica Kastropさんがブレンデルとスプリントカヌー体験動画。
カヤック 一人乗り １０００ｍ 男子
３強時代なのですが、ポールセン選手の調子がいまひとつ。ファイナルでも出だしの爆発力はものすごかったのですが、それで見せ場は終わってしまい、５００ｍ地点では優勝したドスタール選手にトップを譲り、ホフ選手にも抜かれ、最後のスパートも追いつけないと言う、今までのパターンのまくりもでないほど、DJ,MHは抜き出たのか？オリンピックの為のデータ集めなのか？
謎が多く残ったレースでした。
優勝のドスタル選手「ホフ選手やポールセン選手をおさえて優勝を飾れたたことで、多くの応援してくれる人たちを喜ばせることができ、今日は完璧な日でした。」
カヤック 一人乗り ２００m 女子
優勝したフランスのサラ ギヨー選手は1991年4月16日生まれ１７６ｃｍ６８ｋｇ主に２００ｍと５００ｍで昨年までに徐々にパワーアップしてきており、昨年のヨーロッパ選手権Raciceで優勝しました。成績は表彰台に手が掛かるポジションの選手で、ＷＣ１戦では４位だった。今回の優勝でさらなる飛躍が期待できそうな選手。
カヤック 一人乗り ５００ｍ 女子
アゼルバイジャンの至宝。上海オリンピックで金メダル、ロンドンで銀メダル（２００ｍも銀）世界選手権では金１銀２銅３を過去に獲得している。２０１６年ＷＣ第１戦では、２００ｍで銀メダル。５００ｍで銅メダル。
カヤック 一人乗り ２００ｍ 男子
Petter Menning選手は準決勝でもタイム振るわず３位でフィニッシュ、決勝Bは棄権した。怪我の可能性が大きい。FB、twitterには全くコメント等も無い状態のままとなっています。
優勝したＧＢ（イギリス・ギルドフォーフォド）ヒースリアム選手は１９８４年８月１７日生まれ１８０ｃｍ７５ｋｇ。この種目では、ロンドンオリンピックの銅メダリスト。Ｋ２ ２００ｍではヨーロッパチャンピオン。１９９４年からカヌーは始めた。パドルはＪＡＮＴＥＸ，ボートはＮｅｌｏ Ｑｕａｔｔｒｏ。ＷＣ第１戦ドイツでは３位だった。トレードマークは、はげあたま。
カヌー 一人乗り ２００ｍ 男子
優勝したＫｈａｉｄａｒｏｖ Ｔｉｍｕｒ選手は１９９６年３月２８日生まれ。１８１ｃｍ、国際試合には２０１５年からのデータだけですが、シングル順位ばかりの逸材。ｗｃ第１戦でも５位（Ｃ２は４位）。第２戦でついに、Ｃ１優勝、Ｃ２ Ｍ２００でも銀メダルを獲得した注目に値する２０歳脅威のレーサー。
情報があまり出ない選手・・・。（アジア大会も優勝）
カザフスタンはカヌー競技の新興国ですが強国になっています。調べていますが、お金のつぎ込みに見合うエデュケーションを行って底辺の拡大をしている。ものすごく丁寧にお金を使っているのをみると（表に伝わってくる）、アジアの王者から世界の王者を獲得する未来が現実化している。
今週６月最初の週は、ワールドカップ第３戦です。
