フィッシング　ファンのためのカヤック

カヌーやカヤックだけを専門的に遊んでいる人と、カヤックをしながら魚釣りを楽しむ人と、スキルが違う事も有りますので、カヤックしながらのフィッシングでのカヤックに関する事だけについて

ボートでのフィッシングでは、別な防波堤や岩礁に移動するための単なる移動手段としての利用や、海の上からの方が、投げ釣りよりも遠い場所で大物や、沢山釣れるからと、シーカヤックをだして、海で滞在したり、湖の場合は、シーカヤックやシットオントップタイプのボートをだして楽しみます。

ここでは、釣りがメインのために、ボートでのリスクマネジメントが弱くなってしまいがちです。

そこで、シチュエーションによる、リスクなどを知って、危険の少ないボートの利用をすることになれば、家族も安心でしょう。

今回は海について

海でのカヤックを簡単に書いてみました。

・海には波がある
これは、見ればわかるじゃないか！という人ばかりでしょう。しかし、その波の威力を知っている人は少ないのです。夏場のシーズンが前後にずれると、波が強くなっています。砂浜でさえ遊泳禁止が出ていることを目にした人は多いでしょう。地域によって波が強いエネルギーを持つ場合があり、たとえ３０ｃｍの膝よりも低い波だとしても、バカにしていると、一気に転ばされ沖に持って行かれます。
自分の胸ぐらいの水深でも、水中に落ちたら、一気に記憶がないほどの勢いで海岸に打ち付けられることはざらにあります。それだけ大きなエネルギーは波の下の部分もエネルギーの回転を持っているのです（サポートブックを見て下さい）
そして、季節や時間によって起きる大波は自然の気温差と関係があります。太陽が昇る沈む時間寒くなる事がわかると思いますが、その気温差が風を産み、そして波が起き、波と波がぶつかり、より高い波となります。
ちゃんとしたカヌーカヤック教育を受けたカヤッカーならこの危険さを誰もが知っていると思います。
日本だと適当に漕いでいる人ばかりなので、？なにそれ？という知識の足りない人もいます。そうならない為にも、自分自身で色々な情報を持って危険から遠ざかっていく必要が、身を守る手段です。

・海には潮の流れがある
潮流という場所は暖かい海と冷たい海がぶつかっている場所で、海でも、地球の法則による流れがあります。魚も豊富に釣れる場所とも言われています。しかし、この潮流にのってしまうと、太平洋側ならアラスカまで行ってしまう可能性もあるのです。
色の違う海の境はカヤックの手こぎで対応できる場所ではないところがあるので注意しましょう。

・海は広い
広い場所は波の大きさも桁違い。５ｍクラスの波は平気で立っています。整然と波の方向が決まっていれば、風下へサーフも可能ですが、これが風がまいていた場合に複合波となって、自分にクジラが何度も何度もぶつかってくるようなイメージの大波が秒ごとに押し寄せる悲惨な事になり、こうなったら、助かる道はありません。
助かっても、自分がどこにいるのか、わからないのが海なのです。
夜になれば、真っ暗闇の中に揺られているだけ。下手をすれば、危険な魚の餌として浮いているだけの自分かもしれません。

・海では人間は小さな存在
エネルギーは壮大、人間の手漕ぎのパワーで、ましてちゃんとパドリングも学んでいなければ、死に気が付かずに乗っている存在。学んでいても、危険な時間帯で漕いでいたら、世界トップのパドラーだとしても生き残るのが無理なほど危ぶないのです。

・海の天気は逃げ場がない
雨、風、暴風雨、雷、など、雷も海にじゃんじゃか落ちています。まして、ボートのようなマテリアルな物を見つければ、雷が落ちる確率は高くなるでしょう。
冷たい風が吹いてからほんの数分で一気に天気が変わるので、パドリングで岸に戻れるなんて妄想を抱いて出航しない事です。

・海の怖さを知ろう
海、川、など自然は恐ろしいのです。
その恐ろしさを知れば、死にたい人以外は、危険な状況に身を置かないものです。
魚釣りを楽しむなら、楽しめる時間に、楽しめる天気に、楽しめる季節に遊ぶようにお勧めしたいです。
そういう時間って釣れないんだよね・・・。って
それは魚だって死にたくないですから、身を守れる自然の時間帯で活動するんですもの。

この辺に、色々な地元の状況などの情報を足して、

フィッシング　カヤックをたのしみましょう！