フランスで2016年4月5日~10日まで行われているフランスRIO選抜レース。3ブロックスタイルで3レースでRIOオリンピック出場者を決める戦いの結果が出ました。女子カヤック1人乗りのレース。
ものすごい執念のランの連続で興奮さめやりません。
男子K1は前回の記事でお伝えした セバスチャン コンボ選手。何がどのように早いのかを分析しようとしたら、ヌブー選手とのランのすごさに、本質を忘れてすごさに飲み込まれてしまい、また時間のある時にでもチェックしてみようと思います。
カヌー1人乗り男子は デニス ガゴー選手
カヌー二人乗りは ゴルティエ クラウス選手＋マシュー ペッシェ選手
女子カヤック1人乗りは マリー ゼリア ラフォン選手
となりました。
Kayak – ChF (F) : Lafont qualifiée pour Rio 投稿者 lequipe
女子カヤック1人乗りは ラフォン選手とエミリー フェー選手の実質2強対決となりました。力的には数名がチャレンジライン上にいたのですが、彼女らはもう一段上にいる選手だけに誰が食い込めるかも注目でした。
ふたを開けてみると、ラフォン選手とフェー選手のワンツーとなり、やはり注目はこの二人に絞られてきました。ラフォン選手がレース1(コース1）を取りRIOに王手をかけたのですが、コース2（レース2）でフェー選手が勝ったのです。ラフォン選手はコース２で大失敗！タッチも許されない状況でタッチ＆不通過で＋５２ポイント。タラレバなら、これが無ければ0.5ポイント差で勝っていたのですが、これがレース。ミスは自分に跳ね返って自分へのクリティカルショットとなって大きなダメージを作ってしまうのです。
これでフェー選手とラフォー選手は1対1の勝利数で、次の第3レースでRIOのチケットを掴むものが決定するという、男子での死闘に続いて、女子も死闘となったのです。
オリンピックチャンピオンのフェー選手がRIOでチャンピオン防衛をする事が出来るのか、それとも、国内選抜で倒されてしまうのか、全ては第3戦にかかっています。
第3戦ファイナル終了後
ラフォー選手「次の目標に続けて発進できるようになった。もっともっと加速させるわ。手が届いた私の未来計画が続行することができるのよ。私の前に立ちはだかっていたエミリーのエリアに踏み込むことができて、そして最終的なRIO選抜選手の結果ができた時、涙があふれてきました。オリンピックへ行きたいと望んでいたのですが、それには巨大な壁があったから。昨年から体も心も技術も全てをグレードアップすることができそしてペースを維持できた。
わたしはランクを取りにオリンピックにはいかない。勝つためにいくの。そういう野望を持って挑むつもり。
そのために、改善点の洗い出しから始めてRIOまでに修正しておくわ。」
フェー選手「本当に、このセレクションは素晴らしいチャレンジだった。こう言う事も起きるそれはわかっています。私はそこへ行くのに足りなかったのだと思っています。ミスはしても自分のナビゲーションで行ったレースについて何も後悔することはありません。自分がしたいプレイは自身で行ったので、失ってしまったレースを取戻しに第3戦に臨んだのですが、そこで道は閉ざされてしまったのです。」
