２０１５年１１月２６日～２９日におこなわれています、ブラジルリオ プレオリンピックの スラロームゲートについて
デオドーロホワイトウォーターセンター競技コースの、今回のプレオリンピックでの設定は２４ゲートでアップストリームゲートは６つ（２番、７番，１２番，１５番、１８番，１９番，２４番）
スタートからすぐに落差のあるシュート
１番D右はカレント右端、通過後カレントメインに戻りシュートを降りてすぐハザード裏の２番U
２U通過後ストッパー裏にのってカレントにもどりカレント右端３番へ
３番から４番へはカレントが逆斜めに横切って流れているのでそれに持って行かれないようにバウをコントロールしながら４番に
４番からカレント尾根を越えて右５番
５番を出てすぐにバウコントロール消波壁に向かわないように、きっちり切り替え小さなトラベルゼし左６番へ
６番から７番へは大きく逆方向になるのでクィックな方向転換を行いトラベルゼし７番Uに
エリアが小さいが十分に回れる７番からストッパーを回りカレントセンターよりも右へ横切り８番D
このエリアはホッピングするので８番通過後に挙動をきっちり安定させたランをする必要がある。そして近場の９番には白瀬ゾーン。うねりをタイミングよく尾根で方向転換させれば、ロスオブタイムは減らせる。
そして、１０番へ、ここは９番の通過が下手だと１０番に影響してしまうが、上手なランをすればいともイージーに通過できる。しかしその通過後に右にボートを振らなければならないので、通過後すぐに右方向へそして１１番に。右１１番からトラベルゼでほぼ段差のないシュートを降りて１２番Uに。ここはめちゃくちゃエリアが狭いので、パントして脱出する選手が多い。
１２番からトラベルゼ、コース補正１３番右D、右目１４番、右エディ１５番U
１５番Uからストッパー通ってのトラベルゼ、（同じパターンの逆向き）で１６番へむかう、１６番カレントから外れスローに。ここで１７番の為に進入コースをきっちり決めておけば１７番は問題ない。
１６番から数メートル後落差のあるシュート降りてすぐの１７番
問題なのは１７番でスピードが乗っているためにすぐ近くに感じてしまう１８番D。カレント逆サイドにあるために、シュートを降りてすぐに焦って方向転換するとミスる可能性が大きい。落ち着いてクィックなバウ方向を維持させて進む。
１９番へは１８番を通過後Tongue型の１．５ｍ程度のシュートがあるので降りて左１９番Uへ、１８番からはあえてカレントセンターに戻らず、カレント左側から消波壁ギリギリでバウを斜行させて１９番にむかいストッパーを１ストローク、または２ストロークス以内のパドリングに抑えたい。
１９番からカレント逆サイドの２０番へストッパーを通って向かうがここもホッピングが激しいために要コントロール意識,
２０番手前の川底にボアOを作り出すボトム壁が設置されているため、２０番の２m手前でホップさせられてしまう。そしてまたカレントトラベルゼで２１ｄに。この辺はカヌー選手だと相当ハードな後半になってしまうでしょう。ゲート間の距離が短くまた水流の高低があるゾーンでの漕ぎはパワーがないとボートをコントロールしきれずゲートでミスをしてしまうような場所に設定されているからです。
２１番２２番は流れのまま行けるスタガーゾーン
２３番はボートの進入向きと流れの向きがV字型に相対しているために、ねじれをコントロールしながら通過するまで我慢しなければならない。そして通過後すぐに右２４Uへのバウの向きを向ける姿勢に戻すことができる。
カレント右外れての２４番U早すぎるアプローチはカレントにボートを持って行かれてしまうために焦らずしっかりアプローチできるポジションの見極めが肝心。
フィニッシュまで１５ｍぐらい漕ぐ。
