安全啓蒙啓発マンガ「いぬみみおさん」3回目
どうなっちゃうのでしょう。
事例と対応！
シーカヤックは背の低いボート。簡単に波の高さは頭部を超える時があります。
ボートの方向は波のエネルギーの影響をうけます。
しかし複合した波や、大きな波の傾斜とピールの崩れによって、簡単に倒されてしまう事があり、バランスだけでは対応できない場合があります。転覆は起きることなのです。
こんかい、転覆により「いぬみみおさん」はパドルを手放してしまいました。
パドルは波にのまれ、離れて行ってしまっています。
■事前リスクマネジメント：
パドルに紐（パドルが流されない様にパドルにマジックテープでシャフトに巻きつけたものに紐がついているもの）を付けておけば、こういう事態に対応できるが、紐が水にいる自分に絡まない様にしたい。落ち着いた行動も必要。絡んでしまった場合最悪ナイフで切る。その取り出しも簡単にできるようにしておきたい。
■事後リスクマネジメント：
離れて行ってしまうパドルを泳いで追いかけるのは、遭難への道。実際の事例でボートから離れ、泳いでパドルを取りにいったが、今度はボートが遠くに離れていた為遭難したケースがあります。
・ひとつはサブパドルはツーリングでは必須と言う事で、例えば分割式の予備用パドル（ちゃんとしたものを使う事）をデッキに挟んでおく事。
・1本しかなかった場合は、二兎を追う物～となり、上記の遭難となってしまうため、ボートは絶対に確保し、パドル代わりになるようなもの（デッキ収納の蓋など）で漕いで取りに行くか、ボートをけん引しながらのパドル奪還しかないかもしれない。出来なければ、防水携帯で１１８に連絡し遭難を伝える。
ここまでを、整理すると、
パドルとをつなぐひも、ナイフ、防水携帯、サブパドルは必須。
