SUPとカヌー

なぜかSUPスタンドアップパドルボードは人気が出てきましたが、パドルボード(シットオン)としてとらえるのかどうか考えてみます。


一般的に認知されていると言っても過言ではなくなったSUP。名前はわからないが、サーフボード乗ってパドルを漕いで遊ぶものと言えば分る人も多いのが現在の状態です。カヌーカヤックはメディアにほぼ出ませんが、SUPはCMなどにも起用されるほどになっています。
シットオンボートとして釣りなどにも使うカヌーの枠のないボードタイプのボートは座って漕ぎますが、立って使うこともできます。シンプルなサーフボードのような形状。
なぜ一般の人はSUPを選んだのでしょうか?
=アドベンチャーなやつは 興味があればやってみる=
気軽に始められる。モテそう。男女区分けが無い。楽しそうで、楽そう。
現実とのギャップは大きいことは購入して初めて分かり、おしゃれな部屋のインテリアに変わり、そして邪魔になり倉庫にという事にもなりかねませんが、遊びとは後の事を考えてやっていたのでは面白くない。損したくないと思っている人間はつまらないやつという事には変わりありません。経験談は話のネタには最高に盛り上がるものですから。
やらないよりは、やる。
それがアドベンチャーな人の宿命なのです。
supzassi - SUPとカヌー雑誌の表紙にSUPが使われることも・・・
==現実は?==
一般的にSUPは簡単なものだろうという認識を持っている人が多いように思われます。
そして、ハワイなどに代表される遊び道具として、おしゃれでトレンド感があることでCMなどのメディア媒体に利用されています。
サーフボードで立てなかった人も立ちやすい大きなボードに杖代わりにパドルを使ってサーフアクションを楽しめる。
実際のSUPのランは静水面で行い、上達すれば海面でランニングも楽しむこともできるでしょう。
しかし、単発のパドル(カヌーと同じような形状)でシャフトが長いことは、とてつもないパワーを必要とされていることが形状でわかります。
座った状態で使わない、土台となる安定感が弱くなる立ち姿勢のため漕ぐのも大変で、その上スキルが必要になってきます。
スキルが上達したとしても、ボート並みのスピードは出すことができません。
つまり、遊ぶ人は、のんびり、水の上に立ち上がって、進むのが楽しい、またはサーフスタイルをしやすいだろうという認識を感じます。
競技として海外で最近はSUPもランレースの対象者として募集をかけていますが、ロングディスタンスを漕げるようなつわものはほんの一握り、まだレースの体をなしていません。
SUPにのってみるとゆらゆらして、バランスが必要な事も後からわかります。
個人的に、プールなどの施設で時間貸しして適当にそして安全に乗ってキャーキャー騒ぐ程度が一番の使い道だと思っています。
多分それなりの金額がしますので、トレンドの先取りや、先駆者になりたいがために必死でやっている人はいるでしょう。
しかし、川や海などの環境を知っている人はほぼいないようです。
ここが問題で、カヌーカヤックなどのある程度の歴史が日本であるものに対しては、事故などがおこり、そして安全への配慮などが問題視され、それが繰り返されることで、何を理解しておくべきなのか?何を装備すべきなのか?状況判断をどのようにするのか?など蓄積されたものを知ることになります。
==SUPの未来は?==
めんどくさい協会や知ったかぶりが幅を利かせているなどが、SUPを仕切っていないことで、やりやすいイメージが一般にあることは普及が急速に進むことに繋がりやすくなります。
ここぞとばかりにイニチアシブをとりたいがために協会をつくり規則を押し付けていくようなことがあれば、一気に熱は冷めてしまう。
協会を名乗るなら、多くのクラブが立ち上がりそれを束ねる必要性が出てからでしょう。
ルールは国際レースのオーソドックスなものであったとしても、今は実験段階です。
カヌーのマラソンレースなどにも、昨今カテゴリーとしてSUPが加えられてきました。
単体メーカーの普及促進の意味でのカテゴリーレースとして行われていますが、それぞれのルールや年齢男女などカテゴリーが存在するので、距離やステージの設定などを模索しています。
実際現行で協会を作るべきではないのでは?と思っています。
製造メーカーならば、遊びとして普及させ認知の段階でしかないため、製造メーカーは協会に参加すべきでは無く否定すべき段階です。
製造メーカー組合が合資会社を設立できる段階になった時に協会として法人登記すべきです。
それ以前に関係ない者が協会を設立してしまう事は、製造販売に対してとても迷惑で邪魔な存在となってしまう。
おかしなイニチアシブをとられてしまうと普及もせず、国際的なメーカーとエキスポなどでシンクロしづらくなってしまう懸念もあります。
また、SUPスタンドアップパドリングボードはカヌーカテゴリーに含めるのかのICFの判断も出ていません。
==公園コースでのSUP利用設定の事前取決めを==
カヌーカヤックは誰もが自由にできるもので、自分で理解する努力があれば、クラブにも学校にも所属せずに遊ぶことができます。日本にコースはあってないような自然の場所を公園指定したものがほとんどで、お金を徴収するレガッタコースなど一部の都心でしかなく、地方ではほぼ無料で活用することができます。
しかしSUPがコース内に入ってきたときに、何の知識もなくテクニックも無い人達が危険を知らずにプレイしてしまう懸念があることで、コースでの事前の取り決めごとを作っておくべきだと思われます。
まず、流れのない、または相当穏やかなところでないと、遊ぶことは難しい初期段階の時点で、SUPブームが終わってしまうことも考えられます。
ショップにおいては救世主なSUP。サーフショップなども積極的に展示しており、広告などが氾濫すればブームはより後押しされる事でしょう。
公園管理の行政は調査し会議を持って公告する必要性が高まってきました。
もう4月、水上のスポーツプレイの季節は始まっています。
事故だけは気を付けて遊びましょう。

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The moment SUP superseded surfing as a leisure pursuit Fortuitously it was caught on film…@cabana_aroeira

Posted by Magicseaweed Surf on jeudi 26 mars 2015

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