2019年4月10日NEWS。2020年度のアジアパシフィックカヌースプリント大会が日本で5月に行われる予定となっていましたが、その場所は石川県小松市木場潟で開催される模様となりました。
4月10日JCF会長が石川県知事を訪問し報告しました。
2018年度の第1回大会はオーストラリアで行われ、2019年度はニュージーランドで開催されるこの大会。
アンダー21歳のクラスで闘うアジア圏とオセアニア圏の太平洋に面した国が集まり開催される戦いです。
中国は太平洋に面していないため参加できません。そのため、ドーピング不正国が参加しないクリーンな大会の印象が強く出ていました。
しかし、日本カヌー連盟は、東京大会の参加を中国に呼びかける方向。(福田康夫JCF会長歴任の旧総理大臣は中国で育った経歴)
クラスは3つ
Under 16 (16歳以下)
U18 (18歳以下)
U21 (21歳以下)
高校生と大学生がメインターゲットとなる大会なのです。
前回の日本の成績はこちらから
対象年齢の選手は、来年のインターナショナルの大会にエントリーできるように頑張る人も多いはず。練習に目標が出来たね。
地元開催なら知り合いも沢山見に来てくれるかも。
良いところ見せて株を上げよう。
この大会のポジション
2020年は日本。2021年は再びオーストラリアで行う事が決定されています。
ほとんどがアジアパシフィック圏だとこの3つの国が参加メンバーが多く中心的な存在なために、持ち回りでこれらの国で今後も開催されると思われますが、それも予算次第。
この三カ国がほぼ表彰台を独占する状況となっていますが、ヨーロッパの選手と闘うレベルにはまだ届いていないのが現状です。日本はシンガポールの選手よりも順位が下のレースがいくつもありました。タヒチやクックアイランドはライバルとは良いがいたい存在であることはおわかりであろうと思う。
つまり、この大会で自信をつけるのでは無く、この大会で完全に差をつけた金を獲得してこそ、ヨーロッパへ挑むと言える立場であるので、成績よりもタイムを重視し、想定換算の世界のU21のトップ選手達との比較を行える大会として利用すべきものでしょう。
それと共に、アジアと太平洋地域のカヌーを通した親交であるために、スプリントもこのエリアは世界レベルに早くたどり着いて欲しいと期待している人も多いでしょう。
2019年度は5月にニュージランドで行われます。オリンピックの前哨戦としてU21のプレオリンピックのつもりでレースを望んでくると思われます。そして2020年は東京オリンピックの年。完全に学生年代のオリンピックとして考えても面白いでしょう。
ヨーロッパや北米国と比較していても、レベルが違いすぎてしまうので、カヌースプリントを日本が楽しめる一つのビューイングとしての視点です。
しかしながら、主催者が世界へ発信するのかは今のところ不明ですが・・・。
大きな疑問点
オリンピックのために1000億円もかけて建設された海の森競技場をなぜ使わないのでしょう?
石川県知事は2018年10月にニュージーランドを訪問しており、その際、ニュージランドカヌー連盟長にこの大会を誘致することを表明していたとのこと。
つまり、県の予算(税金)が使われイベントを行います。石川県をアジア、オセアニアにアピール(昨年度は6カ国のみの参加の大会)したいという思惑があったようです。2018年度の参加国は、日本、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、タヒチ、クックアイランド。
しかし、海の森競技場が必要であると東京都の予算編成前の会議では、大きな大会を東京に何度も誘致することで、都民へのイベント観覧として還元するというものでしたが、初手から、抜け落ちています。つまり、作ることが目的で、その後の運営は知らないということがいつもの行政として虚実に現れてしまったということでしょう。
ニュージランド2019アジアパシフィックカヌースプリント
2019年5月10日~12日までLake Karapiroで行われます。
参加登録最大数 u16,u18, u21 |
Women’s Kayak WK2 200m 3名 3名 3名 WK2 500m 3名 3名 3名 WK4 200m 2名 2名 2名 WK4 500m 2名 2名 2名 |
Men’s Kayak MK2 500m 3名 3名 3名 MK2 1000m 3名 3名 3名 MK4 500m 2名 2名 2名 MK4 1000m 2名 2名 2名 |
Women’s Canoe WC2 200m 3名 3名 3名 WC2 500m 3名 3名 3名 |
Men’s Canoe MC2 200m 3名 3名 3名 MC2 500m 3名 3名 3名 |
=資料=
http://www.canoeracing.org.nz/Modules/LSDocumentManager/DocumentDownload.aspx?DocumentId=2383
http://www.canoeracing.org.nz/Modules/LSDocumentManager/DocumentDownload.aspx?DocumentId=2371