オルカヤックVSフォールディングカヤックVSリバーボート

小さめのサイズにでき、組み立てることでカヤックになるオルカヤックと日本のメーカーでも販売している組み立て式フォールディングタイプのカヤックとソリッドに仕上がっているショート系のリバーカヤック。どれを買ったらよいのかを比較してみました。


私も組立て型のフォールディングカヤックを1艘もっています。
もちろんソリッドタイプもですが、初めてカヤックを買いたいと思っている人に、どれを選んだらいいのかの簡単な感想を書いてみました。
カヌー形状のオープンタイプでない限り、家族で一緒に乗るボートではないので、オルカヤックは一人乗りのタイプとなります。
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思いついたのが上記の表なのですが、それぞれについて個人的な感想を書いてみます。
■カヌーを保管する場所があるかないか?
カヌー本体の長さは大体360cmありますので、家屋で言うと2軒幅(畳縦に2枚のスペース)が必要ととなります。
庭や倉庫などがあるお家でしたら問題ありませんが、都心近郊ではそのスペースを持っている事は新築ならば、壁面距離が今1mとなっている地区が多いので、その壁と家の間に収まることでしょう。
しかしマンションではそのスペースは別と倉庫などを借りる必要性も考えなくてはなりません。
男の遊び道具は基本的に女性に理解されませんので、事前に相談しないと無下に扱われてしまう可能性があります。
それは組立型のタイプで、部屋にそれなりの場所を取ることは同じ意味があると思われます。
それはともかく、サイズを比べてみると
・オルカヤックをたたんだ時の大きさは
約 81cm×33cm×71cmで重さは12kgとなっています。
・アルフェックのボイジャーやアリュートは有名なボートですが
これをたたんだ時の大きさは
サイズ約 95×37×27cm重さ15.7kg
フジタカヌーなどでも組み立て型はでています。
重さは両方とも組立てパドルなら収納できるので1~2kg本数によりますが程度増える事になります。
・大抵のリバーカヤックは 長さ360cm~ 65cm~ 45cm~ ぐらいから色々あります。


■車にキャリアをつけられる?
天井が高い車ですと、ボートを乗せるのにも一苦労、脚立で積んで縛ることになります。
外につけているので、スピードも減速して飛ばされないように注意が必要です。
またカヌーを持ち運ぶときに、近所の人の目が気になると言う人は乗せられないのと一緒です。
そして、ボートを洗う必要があります。
洗わずに車の中に乗せてしまうと、川の匂いなど場所によっては気にならなかった匂いも車の密閉空間の中では充満してしまい、中の匂いが消えるまで時間がかかります。
近くに水道や車の洗車場などボートを洗う場所があればよいですが、なければもし、ボートをそれほど好きではない女性と行った場合に厳しい事になってしまいます。
洗っていない組立て型を部屋の中に持ち込むのは地獄です。疲れて長距離運転して、へろへろでも洗う必要があります。


■めんどくさいのは我慢できる?
これは結構大事な問題で、しょっちゅう出かけるのであれば、組立と梱包を繰り返す作業をしなければなりません。
目の前に水があるのに、気持ちがはやって組み立てるのは結構イライラするものです。
最初は楽しいですけど・・・
洗わなければならないこと。
組立ても、キツキツにできているので、アルミの桟が上手くはまらずにイライラしたり、シートをとりつけたら、逆だったとか、気が短い人には組み立て式は向かないと思います。
ソリッド型のボートなら、現地でサクッと降ろせて、着替えなども行って、体操してと、ルーティーンが気軽です。


■流れのある場所。
基本的に組立て型のボートは強度や流れへの圧力などに対応するには、ちょっと心さびしいと考えた方がいいでしょう。
スキンも尖った岩や木やそのほかのものがあれば破けてしまいます。
・補修
アルミシャフトの組立てタイプで強烈に岩などにぶつかれば、シャフトが曲がってしまう可能性はあります。 シャフトの中に接続ゴムひも(今のキャンプ用テントみたいにサクサク組立てできるようなつなぎ目)があるタイプは、形状覚えていませんが、中が筒抜けなら砂を入れて曲げ直しをするか、修理に出すかになると思います(修理依頼書があるだけに結構おられるようです)。
流れのほとんどない場所で遊ぶボートとしてフォールディングカヤックを使うのが安全な楽しみ方。
完全に自己責任の世界なので、どこへ行っても使う事はできるでしょう。
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■その他
・持ち運びの移動
なんか今のボイジャーのバッグは腰ベルトがついている模様。持ち手に手を通してリュックの様に担ぐのはやっていたけど、もう倉庫の奥深くにしまってあるので、バッグの裏にジッパーがあったのかなんて記憶にない。背中が痛くないようにPFD着て背負っていた記憶がある。
シートも空気を入れるタイプじゃなかった気がする。
補修用の小さなスキンと接着剤はついていた。あと白黒の写真の読むのもめんどくさい丁寧な説明書も。あれから相当経っているので改善されているのだろう。
ちなみに積載重量はフォールディングタイプで120kg弱。100kgの人が乗っているのは見たことないのですが、怖そうw。
・漕ぎやすさ?
レクレーションボートは漕ぎやすさで言うと、初心者が静水で初めて乗って漕いでも進むし、転回もできる。軽い。ボートのフランクボートが高いので風に流されやすい傾向はあるが、そのぶん転覆はまずありえないと思う。
楽しく浮かんでのんびりしたいと言う人には、組立型は悪くない。アクティブな動きをしたいならソリッドを選ぶべき。


■結論と言う名のブツブツ・・・
買って使ってみて、失敗したな~と思っても、誰かにきかれた時にアドバイスと言う名目で色々文句も言える。
失敗はエピソードトークのネタ。人気者になるなら、失敗談をたくさん持っていた方がいい。
ハマれば、何艘も買ってしまう人も多いし、買い替え(自分のボートを中古で売ってと頼めるお店もある)する人も、ゴルフクラブのようなものかもしれません。
結論は、見た目でもフィーリングでも、気に入ったものを使うのは愛着がわくものです。

大切なのは、正しい知識でプレイを始めることで、そちらの方がボートを悩むよりも重要なのです。ボートは買い替えできますが、操法の修正は後からだと直るのに時間がかかったりもしますから。


カヌーカヤックを始めたい人が、一番参考になる本は?


oru kayak - オルカヤックVSフォールディングカヤックVSリバーボート
思ったより組立てめんどくさそうなことが、組立説明書によって感じました。
カヌーカヤックを始めたい人が、一番参考になる本は?


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