部活中の熱中症 大阪高等裁判所で判決

兵庫県の立龍野高校で女子のテニスの部活中の熱中症になり後遺症が出てしまっている問題での民事訴訟。


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日経新聞サイトスクリーンコピー
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG22HBW_S5A120C1CC1000/
2007年のこの事件の後、女性は重い後遺症になってしまい寝たきりで、介護が無いと食事もできない状態になってしまいました。
こうってしまった原因として両親が損害賠償を兵庫県に請求していた裁判で、1審(神戸地方裁判所)の判決を変更。
兵庫県に対して2億7千万円の支払いを命じた。
この後、県が最高裁判所へ上告するのかは検討するとの事。


裁判所の結論
熱中症による心筋障害と認定した。
担当顧問は不在だったが、指導に立ち会えないのならば十分なアドバイスをしておく必要があったと結論。


==コラム==
学校のクラブの顧問が学校のクラブに立ち会い続けることはほとんどないと言ってよいでしょう。文部科学省はドキュメントの提出と授業とクラブ、生活指導など、先生への負担をシステム主義として強要し続けている事。教育委員会の意味のない存在。
自分が仕事をしているぞというアピールの行政の形式だけのアンケート結果の発表と分析。など、一見生徒の立場の保護を主張しているが、生徒達の事件(生徒が起こす事件を含め)なにも現実に対応できていないことはあきらかでしょう。
この判決が出ても、行政のシステムは一向に変わらないとおもわれます。
クラブ活動は学校の授業とは分離すべきだと私は主張しています。
スポーツもそれ以外の文化的なクラブも、多くのスキルを持ったプロなどや、アナリストは多く存在します。
彼らが、スポーツをやめ、一般的な大人になった時点でそのスキルを捨てている社会構造がおかしいのです。
スポーツを知らないが教育を語る人ばかり。外国ではスポーツは省庁として国民の為に保健とともに未来へ培っていく人間の存在を守っていることを国内外に向け発信しています。
例えばプロ野球でも引退しても高校生に指導ができないなど、おかしく理不尽なシステムであることは間違いないでしょう。(公平さを求めているのに順位づけの大会の開催の矛盾。つまりシステムを公平にしたいがために先進的な技術や指導を犠牲にしていることで、多くの選手が現在までに怪我などで人生を逆に棒に振っている人がいる。主催者や朝日新聞が学生の為に利益やイノヴェーションスポーツ教育を還元しておらず、自分たちの金銭的利益を追求しているだけのことになる)
スポーツとは何か?が、日本は何もわかっていないまま、表面的なオリンピック開催を目指している事の、二つのかい離はこれから埋まっていくとは思えません。
多くのスポーツに関わる人達が、運動しかできずに法律もわからないバカと文部科学省は思っているからこそ、変わらないのです。
政治力で変えるならば、多くの候補者をつくり、政治家をみんなが育て、そして立候補にむけていき、立案し賛成過半数で成立させていく、この社会を改革するというシステムを、スポーツに関わる人達は作っていくべき時代になったと考えています。
とにかく、クラブ活動の全責任を負う事になりかねない判例となったので、夏場の休日などの炎天下での活動などを自粛する事が増大される可能性があり、スポーツへの姿勢がさらに遠い物となっていく可能性が、現状ではあるという事になります。


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