カヌーのハルの形状

カヌーのハルの形状(船体の回りの形状)と特徴について。


フラットボトム
カヌーの船底のふくらみが少ないタイプのこのタイプでは、静水面での搭乗で高い安定性能があります。
カヌーの弱点の風では波がおきるので、リーンしているのと同じ状態になります。安定性はなくなり、転覆を避けるのは難しい。
体重や荷重の差が出にくい形状です。
canoe soko01 - カヌーのハルの形状
ラウンドボトム
丸みを帯びた底の形状はフラットボトムとは対極にあると言ってもよいでしょう。
スピードが出やすい形状ですが、経験が浅いとバランスをとるのは難しくなります。
エッジをかけたリーンをする乗り方は一見ひっくり返りそうに感じますが、なかなかそうはならないのです。
軽い荷重よりも重い荷重の方が安定感が増します。波がない場合にフラットボトムタイプよりも底面が丸い分安定を取りやすい形状ですが、波がある場合にフラットボトムは波と平行にロックしてそのまま持って行かれてしまいますが、ラウンドはロックしないのでバランスの維持がしやすい。
シャローアーチ
フラットな船体とラウンドタイプの両方を持ち合わせるタイプ。
一般的に普及されているタイプ。
デザインの バリエーションはメーカによって多彩。いくつかのモデルはフラット形状っぽく作られてしまっているものもありますが、それ以外は操作しやすいような形状を 目指して作られています。この形状は専門家によって試行錯誤されています。できれば、この形状は試乗してから購入したほうが良いでしょう。
canoe soko02 - カヌーのハルの形状
シャローヴェー
やや丸みをおびたフリーボードですが、喫水線の下にキール形状のV型がデザインされています。
初期スタビリティとセカンダリースタビリティは、高い位置に喫水線があった場合にはトラッキングを改善することができない。
プライマリー(イニシャル)スタビリティ・・・乗り込んで移動していない時に感じる安定性。
セカンダリースタビリティ・・・・・・・・・・・・・実際に動いた時に感じる安定性。

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