東京オリンピック誘致続々

2020年東京オリンピック開催に向けた計画で、現実的な予算が何倍にも膨れ上がっていることで、開催地の再検討なども発表されている。これに対して、各地の協会なども東京都に誘致要請を行い始めている。


先月埼玉県知事に事前にカヌースラローム競技場の移転誘致に対しての案件を出したが却下されてしまったこのカヌーカヤックネットマガジンですが、これに追随して、多くの協会が誘致要請に乗り出したことで、埼玉県がいかにチャンスを失っているのかという事が、明らかにされ始めています。


・埼玉県ボート協会
戸田にボート競技場を移転
埼玉県と東京都の境にある戸田市にはスプリントやレガッタを練習するコースがあります。
以前、当サイトでは、この施設の水質を埼玉大学の教授が改善をしたことで、真珠が取れた記事を書きました。
海の森水上競技場では当初の予算の15倍ともいえる1000億円が会場設置にかかることが判明。
埼玉県ボート協会和田理事長「彩湖なら工事は「海の森水上公園」の施設の10分の1程度でできるし、選手村から20kmも離れていないことと、鉄道などの連絡線のインフラがすでに充実している事で、絶好の場所」と主張。


・相模原市 加山俊夫市長「カヌースプリント会場として相模湖を会場に使ってほしい。1964年の東京オリンピック時にも使用されたコース」と、舛添東京都知事に要望する意思を発表。(6月30日会見)
相模湖には首都圏中央連絡自動車道が新規開通したばかり。
神奈川県の黒岩知事もこれについて最大限の協力をすると発表。


東京より50km離れた場合は選手村の設営をその場所に作らなければならないが、それは東京都の税金を含んだ資金で作ることになることで、都民の理解を得る必要性がある。
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オリンピック自体が、細かな計画を作ってプレゼンし、確定後実現するだけなはずだったが、行政中心の予算編成は、昔とは違い、お金はいくらでも降ってこないことが分かっていない誘致合戦をしている。これが、ブラジルでも、日本でも、そのほかの国々でも同じように行われてしまっていることで、決まった後の変更は「ずるして利権を取った」印象で他国からつつかれる可能性もあり、フェアなオリンピックとイメージがかい離してしまう事も問題の一つ。
オリンピック委員会も裏のお金や脅迫も多くが表に出てこないが、近年の海外のスパイ、インターネットの暴露サイトでばれ始めている。
今後、実際に予算が無ければ計画は変更せざるを得ない。東京は特殊な地域だけに地方との予算の使い方など、違いが多いために、これらの問題は早期に決着をつけて、前任者や担当者の予算編成についての内部調査を行い、なぜどんぶり勘定でオリンピックを取りに行ったのかや、誘致のためのファーストクラスなどでの移動費など、再検証し発表する必要が迫られるだろう。前猪瀬都知事、前々石原都知事の利権誘致に関して資料が消える前に再調査をすべきだろう。


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