２０１４年６月２０日～２２日にチェコのプラハで行われたカヌーカヤックスラロームレース、ワールドカップ第３戦の結果です。
このコースは自然の川の横に用水路のような直線的なキャナルをつくり、レース開催時は幅の広い河川側のゲートを閉めてレース用の水流を作るコースです。
このコースの特徴は流れが直線的の為に水流のパワーが直撃するだけではありません。昔のトラックが通りまくったデコボコのひどい「あぜ道」のような川のセンターラインでのホッピングを右へ左へと移動してゲートを通過していく為、姿勢の崩れた状態でいかにハンドリングを上手くするのかがポイントとなります。
また、アップゲートは消波ブロックの幅が狭く、アップゲートのターンエリアも狭いのです。
大抵のアップゲートはシュートの後ろのエリアに作ってあり、ブレークアウトした後でもボイルの流れや壁に当たった反射波が邪魔をしてきます。エディでは水が重たいと言ったところでしょうか。
このホッピングと狭いエリアの為にいらないペナルティーを受けてしまうことで、順位が変わってしまいます。
決勝ゲート設定
アップゲート３，５，１０，１３，１７，２０番
スタートはセンター、１番は右からのゲート設定。
１１番１２番はダウンだがゲートからゲートの距離が短くトラベルゼがあるので、１１番手前からスタンラダーでコントロールしてシュートへのルートを作って１２番へ。
シュートのあとに設定されている鬼門の１７番アップゲート
多くの選手がここへのルートで最短コースを意識しすぎて、バータッチしてしまう。
女子結果
ジェシーＦＢ：今週末は中途半端だわ：Ｃ１でいい感じでレースしてたのに、ゲート８番に遅れて、不通過のペナルティ５０Ｐ…Ｋ１だと最終的には５位…もっといい仕事しなくちゃ（テヘッ マーク）
男子結果
＝＝ＪＩＲＩ選手はいつも俺を唸らせる！＝＝
２位になったＪＩＲＩ選手の３番アップゲートの面白さはよかった。
アップゲートでとどまりながらのショルダードロップをしながらのバウラダー
これは強引！と言いたくなるほどのパワープレイ。
その後の２０番ゲートへ向かうためにカレントからのブレイクアウトのプッシングの速さにビックリ！
ポーンと飛び出る技は、さすが俺をファンにするだけのことはあると身勝手な感動
ワールドカップ、現在第３戦終了までのランキング。
男子
女子
