カヌーカヤックのボートは水の上に浮いています。これにふさわしい服装をしていた方が、インシデントが起きた時に対応がしやすいですし、自分の身を守るためにもチェックしていた方がよいでしょう。 ここ1年で大きく進化した素材があり、買い替え時期ともいえるナウティックな服装についての記事 |
==インナー==
スポーツに関して基本的なウェアに考える事柄としての項目はこのような事柄ですが、水に直接触れる機会も多いカヌーカヤックでは、簡単にタオルで汗を拭いたりすることができないので、下地になるウェアの効能はとても重要です。
最近はすぐに渇いて、通気性もよい素材でできた服が多くなっているので、とても選びやすくなりました。
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ラッシュガードrash guardでも、以前は濡れると体を締め付けるようにぴったりへばりついて、脱ぎずらくなり、重さも重くなって、カヌーには今一つ向いていませんでしたが、ここ1年で、通気と速乾性で汗もしみこまないなどのうたい文句で、ストレスの少ない下着から、シャツまでたくさんの種類がでています。
メーカー自体が素材に名前を付けて販売しているために何樹種類もの名前が存在して何が何だかわからない状態でもあります。例、HYDROSILKなど…
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◆素材をたしかめよう
綿など、水を含むと渇くまで時間がかかり、重くへばりつく、このような服装は水に落ちる可能性も含むカヌーカヤックには向いていません。
よく、勘違いされるのが、Gパンです。ジーンズはアウトドアっぽいイメージがあるせいか、アウトドアのスポーツに着てしまうひとがいますが、水に落ちた場合、水で重くなり体にくっつく服を着たまま泳ぐのはとても難しく溺れる危険をふくんでいますので、できるだけやめたほうがよいでしょう。
===アウター===
水上のスポーツなので、基本的に防水性があるタイプのものになります。
・TOUR JACKET……(ツアージャケット)ツアー用(ツーリング用、フィシングなど)のENDURANCE系のタイプ。 ポケットをたくさん作ってあったり、反射テープなど視認性になるものがついていたり、するものがある。 フードがついている。 防水性のあるウィンドブレーカーのようなもの。 気密性は低い。 基本長袖。 |
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・ENDURANCE JACKET……(エンデュランスジャケット)防風と疎水(水になじまない)、通気性のあるタイプ。 ウエスト部分にPLAY JYACKETやDRY JYACKETのような密閉させるベルトはついていない。 ツアージャケットのシンプル版 基本長袖。 |
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・SPLASH JACKET……(スプラッシュジャケット)防水性、通気性もあるレインコートの袖口や首回りを密閉できるようにしたようなタイプで、使いやすい。 夏場などすぐに渇くときなどは体に水が入っても体温が維持できる気候なら○OK。 冷たい水に浸かるような場面では×NG。 ウェスト部分や袖口には軽く止められる程度の面ジッパーなどがついている。 半袖、長そであり。 |
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・PLAY JACKET……(プレイジャケット)防水性、通気性がよい水上でのボートのプレイでも快適。使いやすいタイプ。 半袖、長そであり。 |
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・DRYTOP……(ドライトップ、ドライジャケット)防水性、通気性、気密性の高いタイプ。トンネル出口(頭手、首、胴)にラテックスや、ネオプレン、ポリウレタンなどで密閉性を保つように作られています。ガスケットなどがついている。 半袖、長そであり。 |
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・Drysuit……(ドライスーツ)上下セットのDRY、完全防水タイプ。通気性もある。 冷たい水の季節には必須。 長そで長ズボン、足先までくるんでいる。一体型 |
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空気抜きとは? | [overrule]※トンネル出口には密閉できるように気密性を高く確保できるような素材と作りになっているので、着たら空気を体と服の間に入っている空気を絞り出しながら抜きましょう。 パンツもウエアも密閉度が高くなるものは、空気抜きをしっかりしながら着衣しないと、空気が入ったまま転覆等すると、空気が起き上がるバランスの邪魔をして、溺れてしまう危険があります。 例、パンツに空気が入ったまま転覆して、ボートから出たが、足が空気で持ち上がってしまい上半身が水上に出なく、溺れた。[/overrule] |
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・Drycombo…….(ドライコンボ=通称)ドライウェアとスプレースカートを合体させてしまったもの。太った場合セットでくっついているので全買い替え。 半袖長そであり。 |
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◆防水ジッパー部分の保護用のお手入れ品が出ています。また服を使用しない時に折りたたんで収納する場合は、ジッパー部分を折り曲げずに丸めるようにたたみましょう。
==パンツ==
夏場は水着でOK
水の冷たい季節にはインナー+ドライ系のパンツは必須
==ウェットスーツ==
カヌーカヤッカー向けのウエットスーツには肩を回しやすいように袖がありません。
布地の厚さも薄めにできているものもあります。
濡れる前提での保温性の為に着衣します。
==シューズ==
夏場は固定できるサンダルはOK(ビーチサンダルはお勧めしない)
ウォーターシューズ
パドリングシューズ
濡れても重くならないシューズ、速乾性のあるシューズ
場所によって岩場やごつごつした石が多い場所や、熱い砂浜では、底の薄いシューズは逆に不便。
==グローブ==
手袋はすべり止めや、豆ができて痛いなどの人は、ラフター用グローブを使う人もいるが、普通夏場はしない。
冬場のツーリングでは必須。ツーリング用のグローブが販売されている。
==キャップ==
炎天下で激しい運動は避けるべきだが、直射日光に当たらないようにキャップをかぶることは必要。
流れのある岩場などの上流ではヘルメットを着用しましょう。
ヘルメットは諸説あるが、つばのあるタイプのヘルメットは流れのある場所や海などでは危険と言われている。つばのないタイプがお勧め。
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海外のメーカー品をネットで購入する場合は、サイズチャートを確認しましょう。 事前にメールで商品を問い合わせてみましょう。 (その他海外サイトでの購入のアドバイスと注意点はオルカヤック直販開始の記事に書いてあります。) |
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また、カヌーカヤックジャパン史上最強ハンドブックには、内容が掲載されています。