世界で最初の3Dプリンターでカヤック制作

最近3Dプリンターと言う名前を良く耳にします。3Dプリンターは、今、スマートフォンケースなど小型の3Dプリントアウトしかできないと思っているかもしれません。しかし、世界で初めてカスタム3Dプリンタでカヤックを作った人がいましたので紹介します。
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写真3Dプリンタ内部/詳しく見たい方はこちらクリック

3Dプリンタでどのようにカヤックを作ったのかのでしょうか?
実は、全体を一気に仕上げたわけではありません。
5mを超すボートが作れるほどの場所ではなく、開発者の自宅の部屋の中で印刷しています。
このモデルの3Dプリンタは台側が動く仕組みなので、5mの物を作ろうとすれば、台は7mぐらいの大きさに、そしてモーターなどの動力も馬鹿でかくなり、制御パーツも大変大がかりなものになってしまうでしょう。
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ちいさくするために、カヤックを28のパーツに分解したのです。
分かり易くいうと、輪切りをさらに縦に半分にした状態でプリントアウトしてから、接合したのです。(写真上)
材料は58ポンド(26.3kg)のABSプラスチック(パドルやショートボートなどの材料によく使われます)とシリコン(接合するための防水結合用)とネジなど。
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写真ネジで結合しシリコンで防水。
個体にひびが入らないように、ゆがまないようにするのが大変だったようで、パーツを印刷するのに熱さを維持するような改造プリンタを作ったのです。
ボートの原型モデルはBryan HanselさんのSiskiwit Bay カヤックモデルですが、印刷の都合上多くの改変を余儀なくされました。
ボート壁面の厚さは6mmになるまで0.65mmづつ印刷されます。
溶かしたABSプラスチックを断面ごとに重ねて乗せていく仕組みです。
パーツが完成するまで、なんと42日間もの間3D印刷され続けました。
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製作者のJim Smithジム スミスさん(26歳) サイエンスフライデーの本人映像はクリック

  http://youtu.be/odmFO7pJ-RQ

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