カヌーカヤック スラローム レースのルール

最近はWEBCAMで、世界中のレースがオンタイムで見れるようになりました。 そこで、簡単にレースのルールを説明します。 細かいレギュレーションについてはICFのルールの頁からPDFでご覧になってください。
2013wc course card01 - カヌーカヤック スラローム レースのルール


ワールドカップなどの国際大会ではICFのルールが適用されます。
今回は、ボートの形状や広告やルールの審判員などははしょって、ゲートとポイントの関係についてだけ書きます。
sla gate01 - カヌーカヤック スラローム レースのルール
これは、川のコース上に設置されるゲートと呼ばれるものです。
このゲートを一定の決まりごと(流れの方向にくぐる、流れをさかのぼってくぐる)にそって、その間を人間が通過していくレースです。
上についている番号は、ゲートの番号で、1番から順番にコース上のゲートを通過していかなければなりません。
・ボートは水上に浮かんでいます。それに乗船しているのですが、ボートが通過するわけではなく、乗っている人間がくぐることという事です。
・ゲートは水上20cmに設置され、ポールの下側は常に白色でなければならない。(ブラックバンドは2.0~2.5cmまで)
・体をくねらせても、のけぞらせてもOKです。体、舟、パドル、装備品が触れたらペナルティとなります。
・そのゲートで一度触れたら、その後その同じゲートで何度触れてもペナルティは2ポイントのみです。
・設置されるゲートの幅は1.2m~4mとそれぞれのゲートについて不定となっています。
番号に、斜線が入っている方向からは侵入できません。

右側の図の緑と白のシマシマのゲートをくぐる場合は、上流から下流へくぐります。
赤と白のシマシマは下流から上流へ向かってくぐります。
タイムの早い方が勝ちなのは普通のレースと同じなのですが、このゲートに触ったり、通らなかったりすると、そのタイムに加算されるペナルティポイントが決まっています。
このゲートに触れてしまうと+2.0ポイント(1秒1.0ポイント相当)
ゲートを不通過だと+50.0ポイントが加えられます。
二人乗りの場合一人だけ通過、もう一人不通過の場合+50.0Pとなります。
このゲートが250m(新)200m~400mの距離で作られたコースに18~25個設置され、そのうちアップゲートは6個以上設定します。(目安タイムをK1男子で95秒程度)
右利き、左利きどちらも同じ条件になるようなコース設定をしなければならない。
最終的にそのペナルティー分を加算したタイムを1秒1点として、ポイントとして表示され、少ないポイントの人から順位がついてゆきます。
ちなみに、転覆した状態でフィニッシュラインを通過してもDNF(失格)となります。
sla gate 02 - カヌーカヤック スラローム レースのルール
<これだけわかれば、見ていてもわかります。
http://www.canoeicf.com/icf/AboutICF/Rules-and-Statutes.html
gate expliqu01 - カヌーカヤック スラローム レースのルール
実際に設置されているゲート(川下からの撮影、上流から選手が下ってくるので裏側からの写真)
スラロームのペナルティ判定の解説ビデオ

救命胴衣は6.12kg以上の浮力が必要です。

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