マネーボール

2011年アメリカ映画。大リーグのアスレチックスの再建を託された男が行う費用対効果を追求しつめ成功に導いた軌跡を描いたもの。

1980年代のアスレチックスは大好きだった。今でも当時のスタメンは言えるほど。しかし、MLBのドラフトは良くできていて、いつまでも同じ球団が勝ち続けることができないような選手獲得方法になっている。
この球団もまさしく低迷した。貧乏球団という球団経費が少ない大リーグのチームとして段々と有名になってしまっていた。
大リーグは球団に会社名をつけられず、また球団のユニフォームなどにその会社のイメージに繋がるカラーなど使えなかった。

日本の球団はこの時期数字合わせの興業でしかなかッた時代から確変してきた、戦略で野球のスキルが注目され、パワーが無くても勝てることが世界野球で実証された時代。
映画なので演出で面白く見れるようになってはいるが、単なるスター不在のチームだけの野球になって面白くもなんともない。
日本ハム球団も独自のソフトを作り選手査定をしているようです。

映画としてはデータ主義の最初のものだが、これを楽天の三木谷が真似をしてプロの監督業に口を出すきっかけになったのかもしれない映画。
バカだね~、チームを個人のものにしたいなら、野球ゲームでもやっていてほしい。
映画の最後にもあるが野球は統計理論では変えられない。
つまり、予測通りの動きしかできないコンピュータのような試合ではすぐに飽きられてすたれてしまう。しかしスポーツはそういうものではなく、いつまでも終わりのないストーリーがあるのが現実なのです。

三木谷オーナー豆腐の角に頭ぶつけて・・・。
ざんねんなやつ。
そんなことがよぎってしまう映画でした。