ファイナル・デスティネーション2

邦題はデッドコースター(デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2)。2003年アメリカの映画。前作の続き。
前作は主役が男性だったのですが、最後に死んだように見えたのですが、今回の本編でやはり死んでいたことが判明。
主役は最後に残った女性になりました。

==あらすじ==

前作の飛行機事故から1年経った日にまた、恐ろしい事が起き始めます。
そして、その女性主人公が死ぬ予定だった時に、予知夢を見て、悲劇を逃れてしまうことで、全く別の人達が巻き込まれるのです。
最後に女性は生き残れるのか?それより生き残れる手段なんてあるのか?

感想

人が死ぬ死なないのピタゴラの仕掛けについては、もう何も言わない。
途中から、ただのホラー映画から、推理ホラーの様になってくる。そう、逃れられる方法探しと、その推理が当たっているのかを死のピタゴラが教えてくれるシステム。

死神にとりつかれた人間が、それから逃れる方法をなぜか知っている火葬場の男のことは、「何で知ってるねん!?」と突っ込んではいけない。
おちついてスルーする必要がある。
回転すしで目の前に急にお皿をのせた新幹線に猫が乗っていたとしてもスルーするぐらいのパワーは必要。

それはともかく、演出はグレードアップしていた。ストーリーは今一つ気に入らない。死を人間以外の何かにしてほしいが、この時代はこういうものが流行って堂々と上映されていたので、いまさらその道徳観を突っ込むわけにもいかない。
未来人が原始人て野蛮ねと言うのと同じ。

ちょっと前でも、もう文化の価値観が違っているのを知れる、そんな映画でした。

(監督) デビッド・リチャード・エリス
(出演) アリ・ラーター
A・J・クック