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オセアニア選手権2019決勝結果カヌースラローム

oceaniaCKslm2019 - オセアニア選手権2019決勝結果カヌースラローム

オセアニア選手権2019が2月21日~24日までペンリスで行われました。


ゲート設定がおもしろい

準決勝決勝のゲート設定の怖さといったら、世界トップ選手でもボート挙動のコントロールするカレントへの角度がライトアングルに限りなく近くなっている場所が多いことでしょう。
正確なライン取りをしたときに起きえるこの罠。解説すると、ネクストゲートへのアプローチに罠が隠されているのです。
動画を見ていない人は動画を見て欲しい。
そうです、ネクストゲートへのディスタンスがカレントの進行方向を対象としたときに距離が無いのです。
その位置を設定しているのが、カレントが強くなるシュートを絡めている場所と、カレント中央からのトラベルゼさせる位置を絡めていることが、難易度を上げているのです。
この弊害は顕著に女子選手に現れてしまいます。
今回のオセアニア選手権が選手に求めたテーマはハイパワー状況でのコントロールといっても良いかもしれません。
スタンディングの多いカレントでの挙動コントロールはボートではなく選手側の強さが求められているだけに、さらにゲート設定がその上のレベルを求めてきているわけです。


(インタビューは自分で訳してくれw)

ペンリスのコースはただでさえ水流が強く設定できるカレントを持っているので、シュートからのバックウォッシュを超えるパワーゾーンもあり、このUスタイルのコースのスバラシイ設計はトップからボトムまで再現できる。
なぜ、東京の葛西のコースの設計をストレートコースにしたのかが、日本のコース知識のなさを強く感じてしまいます。
日本の整備された河川の再現はワイルドではないことがわかっていないのでしょう。
コーナーの広さが大きな緩急を生み出し、ゲート設定自体でバリエーションが沢山作れるペンリス。
日本が50億円もかけて作ったコース、見る側と考えたときにも誰もが見づらさを強く感じてしまうことになります。
私に一回相談すれば、サポートしてあげたのに、とても残念です・・・。
改善するには、ボトムハザード増やすしかないかもね。

決勝成績

Men’s Canoe Single (C1)

順位 背番号 選手名 ペナ タイムポイント トップとの差
優勝 2 Franz ANTON GER 0 108.11
3 Matej BENUS SVK 0 108.28 +0.17
7 Marko MIRGORODSKY SVK 0 109.26 +1.15
4位 15 Roberto COLAZINGARI ITA 0 110.10 +1.99
5位 4 Luka BOZIC SLO 0 110.74 +2.63
6位 46 Jules BERNARDET FRA 4 111.81 +3.70
7位 8 Martin THOMAS FRA 2 112.03 +3.92
8位 12 Raffaello IVALDI ITA 0 112.38 +4.27
9位 17 Miquel TRAVE ESP 4 113.22 +5.11
10位 25 Matyas LHOTA CZE 6 119.24 +11.13

 

Women’s Kayak Single (K1)

順位 背番号 選手名 ペナ タイムポイント トップとの差
優勝 2 Ricarda FUNK GER 0 113.13 0.00
8 Camille PRIGENT FRA 0 113.42 +0.29
4 Ursa KRAGELJ SLO 0 113.65 +0.52
4位 5 Maialen CHOURRAUT ESP 0 118.10 +4.97
5位 6 Katerina KUDEJOVA CZE 0 121.24 +8.11
6位 18 Amalie HILGERTOVA CZE 8 122.91 +9.78
7位 45 Pauline GUIET FRA 4 128.69 +15.56
8位 1 Jessica FOX AUS 50 160.56 +47.43
9位 22 Antonie GALUSKOVA CZE 52 172.37 +59.24
10位 3 Corinna KUHNLE AUT 102 228.41 +115.28

 

Women’s Canoe Single (C1)

順位 背番号 選手名 ペナ タイムポイント トップとの差
優勝 1 Jessica FOX AUS 4 121.71 0.00
6 Rosalyn LAWRENCE AUS 4 128.19 +6.48
13 Lucie PRIOUX FRA 2 133.64 +11.93
4位 2 Nuria VILARRUBLA ESP 8 134.66 +12.95
5位 7 Luuka JONES NZL 6 134.79 +13.08
6位 24 Alja KOZOROG SLO 4 138.96 +17.25
7位 14 Lucie BAUDU FRA 12 141.44 +19.73
8位 9 Claire JACQUET FRA 12 146.46 +24.75
9位 28 Emanuela LUKNAROVA SVK 4 149.38 +27.67
10位 5 Viktoria WOLFFHARDT AUT 52 177.92 +56.21

WC1 Final動画

Men’s Kayak Single (K1)

順位 背番号 選手名 ペナ タイムポイント トップとの差
優勝 10 Michal SMOLEN USA 0 99.35 0.00
11 Jakub GRIGAR SVK 0 99.96 +0.61
6 Boris NEVEU FRA 0 100.68 +1.33
4位 20 Vavrinec HRADILEK CZE 2 102.80 +3.45
5位 19 Zeno IVALDI ITA 2 102.94 +3.59
6位 2 Peter KAUZER SLO 0 103.69 +4.34
7位 28 Timothy ANDERSON AUS 0 103.95 +4.60
8位 5 Lucien DELFOUR AUS 4 105.10 +5.75
9位 9 Mathieu BIAZIZZO FRA 2 110.56 +11.21
10位 3 Jiri PRSKAVEC CZE 100 201.30 +101.95

Men’s K1 Final動画

Peter Kauzer「6th place today at Oceania Championship. I guess 9 weeks of training did the job in the last 2 gates in todays final. 2 more days of training and then back home」

Vít Přindiš「Ani nevím, co bych o své první letošní jízdě řekl, tak si raději udělejte názor sami.」

Michal Smolen「Happy to finish off my training camp in Australia by taking the win at the Oceania Championships!! Managed to stay focused and composed until the end despite having a little trouble towards the bottom of the course.」

日本選手の成績については前の記事をご覧下さい。

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