2016年9月9日~11日まで開催のCanoe slalomカヌースラローム競技World CupワールドカップもFinal最後のレース。第5戦はSlovenie Tacenスロベニアです。9日は予選が行われました。
日本選手団
ICF Canoe Slalom World Cup Finals 9-11/09/2016
2016年9月9日~11日はワールドカップの第5戦、最終戦TACEN, LJUBJANA SLOVENIAとなります。
プログレ(予選通過から決勝進出までの方式)は、2015ICFプログレッションルールとなります。
9月9日午前
予選1 Heat1の日本選手の結果です。予選2 Heat2追記しました。準決勝・決勝結果も追記しました。
種目 | 選手名 | レース結果 |
男子カヤック一人乗り | 足立 和也選手 予選通過 決勝進出 |
予選1=27位/65名(通過はベストタイム30) 準決勝=8位/40名(通過はベストタイム10) 決勝=3位/10名 |
佐々木 翼選手 予選敗退 |
予選1=40位/65名(通過はベストタイム30) 予選2=18位/35名(通過はベストタイム10) |
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金谷 徹 選手 予選敗退 |
予選1=51位/65名(通過はベストタイム30) 予選2=19位/35名(通過はベストタイム10) |
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男子カヌー一人乗り | 佐々木 将汰選手 予選敗退 |
予選1=51位/52名(通過はベストタイム20) 予選2=21位/32名-1DNS(通過はベストタイム10) |
佐々木 優選手 予選敗退 |
予選1=30位/52名(通過はベストタイム20) 予選2=20位/32名-1DNS(通過はベストタイム10) |
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女子カヤック一人乗り | 竹下 百合子選手 予選敗退 |
予選1=29位/46名(通過はベストタイム20) 予選2=13位/26名(通過はベストタイム10) |
岡﨑 遥海選手 予選敗退 |
予選1=37位/46名(通過はベストタイム20) 予選2=19位/26名(通過はベストタイム10) |
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女子カヌー1人乗り | 八木 愛莉選手 予選敗退 |
予選1=17位/33名-1DNS(通過はベストタイム15) 予選2=13位/17名-1DNS(通過はベストタイム5) |
佐藤 彩乃選手 予選敗退 |
予選1=30位/33名-1DNS(通過はベストタイム15) 予選2=16位/17名-1DNS(通過はベストタイム5) |
・予選ゲートメモ
4番ゲート手前でいかにハイクロスで完璧にトラベルゼできるのかで、タイムが大きく違ってしまうのです。そのため、カヌー選手とカヤック選手のここ予選コースでの差が大きくなるのです。
カヤック選手でもハイクロスへアプローチできないと、バックフェリーで4番に向かうためにぴったりのタイミングで合わせたスピンをしないと、もたついてタイムが出ません。カヌー選手だと、スピンゲート扱いになってしまう選手が多くなります。
そういうわけで、色々なアプローチが見れて面白いのです。
おまけ:ちょっとだけハイレベルな話
シュートでのスピードの差でバックウォッシュの通過方法が変わることになりますが、その地点通過のスピードの構成を決めたプランができた時点で4番への新しいプランが決定することになるので、ハイクロスが正解と言うわけではなく、そのスピードによったものについてのBW攻略が次の4番へのアプローチ方法とタイミングを決めると言う事になります。
(参考イメージ)
水もきれいでトロイとえらい違い。こういう美しいコースが日本でも見たいものですね~。
予選2の岡崎選手
USAエイクフェル覚醒!?
準決勝C1男子でアメリカのエイクフェル選手がスロバキアのブナス選手よりタイムが良かった点について…。
スタート時点の3ゲート目でアメリカは先行したが、実際ブナス選手は予選は30位以内に入ればよくて、筋肉をできるだけ使わないように、セーブしながらのランで準決勝決勝へ備えていたが、アメリカの選手はフルパワーでミドルセクションでややばてはじめていた。このランは次の準決勝に影響する程疲れてしまう。
アメリカ選手はスラローム競技は俗にいう「へたくそ」というか、あまり積極的なスポーツ政策でなく、どちらかと言うとエクストリーム系に人が集まってしまうために、規則がらめなこういう競技は今一つ人気が無い。教育でも途中から分かれてしまう傾向にあるようです。
明日から、この選手がどうなるのかも注目して見ましょう。もしかしたら、覚醒したかもしれません。
足立選手決勝で3位入賞
コースの特殊な措置だとはいえ、RIOでの雪辱が果たせて、いい思い出になったのではないでしょうか。
おめでとう
準決勝・決勝のコースは三分の二のエリアで開催
今夏の準決勝・決勝のレースは、ボトムセクションが無くなってしまい14ゲートとなってしまいました。
これはボトムセクション部分のコンクリに亀裂が入ってしまったためで、安全に必要な措置をとらなければならなくなり、コース部分を短くする決定を下しました。亀裂はC1男子などのプレイヤーのタイムなどに大きく影響が出る可能性もあり、安全に横切れる地域を新たに設定し、フィニッシュラインを決定しました。