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ポルトガル カヌースプリント競技場 洪水の被害に

Montemor o Velho  - ポルトガル カヌースプリント競技場 洪水の被害に

2016年2月18日。ポルトガルのMontemor-o_Velhoモンテモール・オ・ベーリョにある、カヌースプリント競技場が洪水の被害で水没。


この地域は歴史的にも城が建っている中世の要塞都市ですが、城の回りは低地のため、大雨が降ると水没してしまうのです。

春先の大会には復旧は可能と思われますが、写真のように跡形もなく、コース形状だけがうっすらとわかる状態に。
ヨーロッパのスプリント競技場はたびたびこういうことがおこります。
調整池として機能していないのではなく、一気に河川の水が流れてくるからで、日本の細かな堰やダムを設けた治水管理とは若干違います。
自然のままを残す姿勢なので、洪水は毎年のようにどこかであるのですが、周りに住宅はほぼなく、すぐに元に戻る。
歴史のある街なので、この城外エリアに住もうと思う人はいない。
日本のように無理やり住宅地化すれば、そのつけは、未来に襲ってくるのは、その土地の歴史が証明しています。それを軽視しているからなのでしょうか?

ハザードが少ない分、自然へのスポーツがしやすいため、カヌーカヤックのダウンリバーなどもプレイしやすいのです。

このしずかなる水面。これがレース面なのですが、東京オリンピック関係者は理解しているのでしょうか?

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