２０１５年１０月２０日、新規に建設予定の海の森水上競技場の見積もられた予算が、少なく見せるために関係工事の費用を隠して発表していたことが判明しました。
５年後のオリンピック・パラリンピックのスプリント競技場の建設に関して、工事に必要な橋の撤去費用を予算から外して東京とは公表していました。新たに発覚した金額は３８億円が追加されることになりそうです。５００億円を切った数字を出すことで金額を少しでも安く見せようとしていた疑いもあります。
東京都の担当者は「オリンピックが開かれなくても橋は架け替える予定だった」としたうえで、「当初は橋の撤去と護岸工事を一体で行う計画だったが、コスト削減で護岸工事を取りやめたため、橋の撤去はオリンピックとは別の事業として行うことになった」と説明。
舛添東京都知事「非合理で説明できないものは問題だが、そういうものではない。今後も見直しを進めるなかでオリンピックと別の部局が担う工事も出てくると思うので説明をしていきたい」