ドラゴンボートの未来は競技と祭りに分かれるかも

2014年12月14日に大阪でドラゴンボート協会の理事会がおこなわれ、各種内容についての検討会がおこなわれました。


関係者ではないので、外から見た疑問点を書いてみました。
検討された内容
・スタート時のドラをどうするのか?

海外ありき、ドラとの関連性を認めるなら国際シンポジウムで主張すべきでしょう。
文化的背景を削った単なるスポーツでは、舟の先首のドラゴンの意味もなく、スピードだけならば将来カットされる要因になるのは間違いない。
ドラマーも結局漕艇と同じようにコックス方式に変わってしまうでしょう。
スポーツドラゴンボートとお祭りドラゴンボートがわかれてしまうという事になるのが見えています。
文化的な背景が濃い物である以上、スポーツとお祭りのラインをどこに引くのかの検討がないまま、競技化へ進んでいるようにみえます。
・レーン中央をランしないボートへのペナルティの検討。
他船の船首波を利用したアドバンテージに異論があるらしい。
これは、マラソンでも競輪でもカーレースでもの先頭を走る選手のリスクとアドバンテージの問題になってくるが、 何のためのコース分けなのか?レーンの設定方法に問題点がある。
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分かっていない。
戦略とはとらえられずに、ずるいととらえられる感覚があるのなら、イベント開催エリアの船首波の影響を受けない様にコース幅を広げる措置をすべきです。
このずるいと言う感覚がある以上スポーツ化への思考になっていないようです。
勝つために船の改造やパドルの改造、機械的要素やコンピュータシミュレーションなどを取り入れてくるのがスポーツで、それだけにルールが細かくなっていくものです。
レースとは戦略なのです。
ルールはコース分けされた内側のレーンからはみ出した操法を禁じているはずで、どちらかによるのは、風や波の影響で起こり得ること。
狭いエリアでしかイベントが開催できないのであれば、ノックダウン方式やポイント制リーグ戦などで行うなど、参加艇数が少ないだけにショータイムの時間を考え、イベントの盛り上げ方や見せ方を日本でウケるように開催を計画する方が良いのでは?
または1レーン開けたタイムトライアルにすべきで、もはやレースではなくなってきます。
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・次のレースの為に順位をさげたり~云々:当たり前の戦略。勝手なスポーツマンシップ解釈するのはいかがなものでしょう。
着順調整への不満があるなら、勝敗へのシステムが間違っている事に気が付くべきです。
・ゴールでコースアウト~云々:ゴールした時点でレースは終わっている。それ以降に他船との接触があれば、それは別な問題。
・ドラマーは座って~云々:安全への配慮なのかそれとも? 座る理由がわからなない。また配慮事項でもない。演出も含め自由度は高くすべき。
スポーツではなく、地域振興プロジェクトとしてデザインなども楽しむお祭り的要素があるから、国がらなどが出て、例えば、メディアの取材でもデザインを楽しむ入口からニュースやレポートが取り上げられるのです。なんの文化的要素も無ければ、メディアのスポーツニュースとして取り上げられない競技は山の様にあるのです。
マイナーな時代に国際的なルールばかり尊守しても、普及にはつながらない。
*ドラゴンボートは何が面白ポイントなのか?
ドラゴンボートの魅力とは何なのか?
進化し、観客を呼び込めるイベントになるために、どのような方法が良いのかを各国の国民性や文化に合わせた実施をし、それについて成功か今一なのかをシン ポジウムで発表し、国内でのテストを行ってみたりし、変化させイベントを作り上げていくのが基本的なレールですが、IOC加入前に形式が優先されているように見えます。
===ログイン下さい==== [overrule]
ドラゴンボート、理想論が先行して壊す方向に・・・?
日本の協会内に基本理念が外部の人間が見ても納得がいくようにまとめられていないのでしょう。
ドラゴンボートはこうあるべきと言う思い込みが強く、スポーツとして変わり、それ以外が加わった時に制御できない程度の考え方でまとまってしまったのかもしれません。
競技として成立してしまっては、「それは自分たちが考えているドラゴンボートは違う」は通じないのです。
固執は衰退に進むものです。スポーツは道具も進化し変化し続けていくものなのですから。面白くなるように・・・
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===ここまで===
レースは、シンプルだからこそ面白いのです。
戦略の自由度とスピードの迫力と、熱くく戦っている演出をふくめた派手なボートレースをを誰もが見たいし、乗っている側もその演出で気分が高揚していくはずです。
レース前後の演出へのアイデアは盛り込むべきですが、レース自体への猪口才な、アイデアを盛り込むべきではありません。
スポーツレースとお祭りレースの境界を、誰もわかっていないで、会議が進んでいるのがよくわかります。

ルール:https://dl.dropboxusercontent.com/u/135293428/IDBF_Competition_Regulations_2014.pdf
適当な時期に記事は削除予定

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