野生の動物に、人間の慈悲の心はわからりません。
なぜなら、食うか食われるかのワイルドな世界で生き抜いている彼らにとって、人間もまた、自分達を脅かす存在の一つにすぎないのです。
さて問題です、象を助けようとしたこの人はどうなったでしょう
①象は怒りが収まらず、結局近づけなかった
②象は自分でずっこけて死んでしまった
③象を追い払って助けて、象は喜んだ
④助けたが、遅かった
さてどれでしょう。
象牙を狙ってくる人もいるし、それを買いつける中国人の密輸グループもいる。
しかし、世の中そんな象を狙ってくる奴は特定の人間であることを、動物たちは知る由もないのです。
そして、野生の動物が困っていれば、助けてあげたいと思う人間はいます。
このジンバブエの野生エリアのサファリガイドを行っていた彼レンテイラーさんは、途中泥沼にはまってしまっている象をみつけました。
象は必死にもがいているのですが、脱出できそうにありません。
彼らは群れで行動する。仲間が周りにいる可能性もあるが、いなければ、見捨てられてしまったことになってしまいます。
一頭になった象は、危険です。
どうぞ私を食べてくださいと言う動物などいません。必死に抵抗するのがあたりまえ。
巨像であってもおなじ。
人間が彼らを助けようをロープを象に巻こうとしたが、ぬかるみは深く、大きな象の動体をくぐらせることは不可能でした。
人間は象の牙に刺されない様、また暴れて大怪我をさせられてしまうことが恐怖だということは、この時も同じだったと彼らは言う。
象は4日の間この泥沼でもがいていました。
ロープを胴体に付けられないために頭部にまき牛で引っ張ったりしてみたが上手くいかないこと6時間。
トラクターや現地の人達の手をかりて救出作業は、色々と試されながら行われたそう。
しかしアフリカの炎天下の中4日間もいたのでは、さすがの象も脱水症状が出てしまう。
そして、象は沼地から助け出されたのです。
しかし、象には残りの体力は残されていなかった。
立ち上がらせようにも、起き上がれず、象は倒れ込んだまま起き上がることはありませんでした。
注意:翻訳ではありません。
