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東京五輪・パラリンピック組織委員会理事他地裁で有罪の判決

先に行われた東京オリンピック2020の組織委員会の理事による汚職事件の裁判で地方裁判所による判決がおこなわれました。

元・東京五輪・パラリンピック組織委員会理事で元・電通専務の高橋治之氏(1944年生まれ、慶應義塾法学部卒)による日本や、世界の巨大イベントを利用した汚職行為があったのをニュースで見た方も多いと思います。

巨大イベントでの圧倒的優位な地位を利用して、オフィシャルサポーターとして認定してもらいたいと考えていた企業に対して、ライセンスを与える見返りを強要していたのです。
自身の知り合いが経営していたコンサルタント会社を経由して、2億円もの賄賂を支払わせていたのです。

これが、東京オリンピックが延期され、開会し、閉幕した翌年の2022年の夏に、その真偽を捜査していましたが、裁判所の許可が下り、東京地検特捜部が強制捜査を行ったのです。この捜査によって4回の受託収賄罪で逮捕が繰り返され、そして、贈賄した企業5社の賄賂ルートが判明したのです。

ルート(企業名) 贈賄(賄賂)
の総額
便宜·見返りの内容 主な有罪判決の理由
KADOKAWA 約6,900万円 スポンサー(出版分野)の
選定
多額の賄賂をコンサル料名目で偽装工作し供与
ADKホールディングス 約4,700万円 スポンサー契約の専任代理
店への選定
業界3位の焦りから元理事の権
力を利用
AOKIホールディングス 約5,100万円 公式ライセンス商品の迅速
な承認など
大会をビジネスチャンスと捉
え、違法な依頼
大広 約650万円 サービス系企業のスポンサ
一契約の担当
第一人者の立場へ対価として
支払ったと認定
サン·アロー 約200万円 大会公式マスコットのぬいぐるみ販売 ライセンス契約の獲得に向け
た不当な働きかけ

検察に贈賄罪で起訴された者は贈賄側で全12人となります。
全員が有罪の判決でありましたが、執行猶予がついた甘い判決となり、やった者勝ち感は他の真摯に行おうとした企業から見ればぬぐえません。

 

確定(結審)している主な被告人

青木 拡憲 氏(AOKI前会長)判決:懲役2年6月、執行猶予4年(確定)
植野 伸一 氏(ADK前社長)判決:懲役2年、執行猶予4年(確定)
谷口 義一 氏(大広元執行役員)判決:懲役2年、執行猶予4年(最高裁が上告棄却し確定)
関口 太嗣 氏(サン・アロー前社長)判決:懲役1年、執行猶予3年(確定)
芳原 世幸 氏(KADOKAWA元専務)判決:懲役2年、執行猶予4年(確定)

 

未確定(現在も上訴中)の被告人

角川 歴彦 被告(KADOKAWA元会長)判決:懲役2年6月、執行猶予4年(一審・東京地裁)
控訴理由:「到底受け入れられない」翌日に控訴した。

裁判中の 高橋元五輪理事の現在の状況
まだ、係争中である。(2026年7月15日現在)
15人もの多人数からの賄賂のために、証人尋問や証拠調べの分量が膨大であるため、長期化している。
共謀者とされるコンサル会社「コモンズ2」元代表深見和政被告も係争中
本人は賄賂では無いと主張中。

賄賂を支払うための理由である職務権限の有無が争点となっている。
検察は実質的実権を高橋被告がもっていたため、賄賂である。
高橋被告弁護側、実権は森会長(元総理大臣)にあった、コンサルタント業への支払であり、賄賂では無い。

しかし、既に判決のでている贈賄の被告人は有罪であり、それは賄賂であると確定されたためである。

このままいくと、執行猶予なしの実刑の可能性も考えられる。
受け取った金額が、巨額な2億円の賄賂であること、過去の判例からみると数百万円を超える賄賂は執行猶予がつかないケースが多い。
周りが賄賂と言っているにもかかわらず、有罪逃れの言い訳が続いていることで、反省が見られないと判断される。
全員が有罪が確定しているが、かれらは賄賂だったと断定された結果である。
実刑ならば5年ぐらいは過去例から考えられる。

執行猶予がつく可能性は0%ではない
現在82歳であるため、年末や来年病気で死にそうになる可能性が高ければ、刑務所確定でも病院で療養となってしまうため、執行猶予処分。

処分が甘いのか?

収賄罪(もらった側):最高で「7年の懲役」(さらに今回は複数の罪を合算するため最大10年半まで加重可能)。
贈賄罪(渡した側):最高でも「3年の懲役」。
これが法律の限界なのです。

後書き
こういうことが起き、また処分が時代に合っていないようなことが、世の中の人達の不満を爆発させてしまい、スポーツ行政を止めるべきであるとか、オリンピックはもう誘致しなくて良いとかの社会の声となって帰ってきてしまう。

行政に対しての信頼感の低下は、スポーツで国民をまとめるどころか、国民の心をばらばらにしてしまっている。
もはや、東京オリンピックのメダリストの名前さえ覚えていない人がほとんどだろう。
もっと、示しを付けるべきだと強く感じてしまう。

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