学生症候群と呼ばれるものがあります。それは、やる気が出ない、かったるい、みたいな健康でありながらも自分の心のキャパシティに次のものを入れたくないと躊躇しているような感じのもので、ものごとを先延ばししてしまう行動です。このような気持ちの時にどのようにその壁を乗り越えていったら良いのでしょう。そのヒントとなるものを見つけましたので、参考にしてみて下さい。
これは、学生によく見られる症状でありますが、学生に限らず、年齢問わずみられるものであります。しかし、安心して下さいほとんどの人はこのような症状を弱かれ強かれ起きているのです。かなり起きない人ではストイックな人と呼ばれる存在であるぐらい珍しいものであると言うことです。スポーツ競技者のトレーニングにおいてこれらはその先の競技での勝利を目標とする人たちには、押さえ込んで気持ちを奮い立たせ続ける必要が生じます。
注意点は、健康であるか否かですが、症状が病気が原因であったり、精神的なリスク、トラウマを持っていることが原因であったり、人それぞれのために画一的に指導できないと言うことです。例えば学校の先生などが生徒に「おまえら健康か?」と問い、「生徒が健康です。」と、言ったからといって、だらしない、かったるいなどの学生症候群には当てはまらないと言うことです。心は開かれていない他人なのです。親御さんであれば毎日の生活を見ているはずですので、本当に調子が悪くて動けないのか、それともただだらしないというものなのかを、心が開かれた状態で真摯に向き合って話し合うことで、そのアドバイスを有効に使えるかもしれません。親であっても、反抗期などの時期にもこのような事はおきますが、心は開かれていない時に無理なアドバイスやメモ書きを残すなどは、人によって余計に遠ざけてしまうことがありますので、一人の人間として取り扱っていくことが重要です。
学生症候群を回避するテクニック。
・目標の設定は「いつ」「どれだけ」「何をする」と具体的に決めます。その目標を達成するためのタスクは小さめにして自分で達成が確認できるようなサイズに分割します。タスクが大変なものには、マイルストーン(中間地点)を設定しておきましょう。
始めるまでに時間がかかる、逃げる事がおおいとおもわれますので、とにかくワンフレーズをノートに書いたり、読んだり、トレーニングであればゆっくりでもよいので、道具にさわりそのトレーニングのその1を、徐々にでも気持ちを入れていくことで、始めるきっかけがつかめます。
自分のやりやすい時間や何かどうでもよい他のことをやりたいなどの、モチベーション作りは捨てる。
毎日やるトレーニングが第一であるならば、第二以降のものはトレーニング終了するまで気にしない。
トレーニングは最後まで集中して行わずに各項目終了後に、トレーニングとは全く関係ない違うことを数分行う事で、脳の切り替えがおき、次のトレーニング項目にまた集中できる。
統計が好きな人であれば細かな記録を付けその変化を楽しむ。
すぐにはスーパーマンになることは出来ない。積み重ねと継続が必要と理解しあせらない。
トレーニングが正しいか正しくないものを必死にやっているのか不安であれば、研究し、わからなければ世界の選手などに手紙を書いてみる。返信がなくて当然だが、あれば、たとえ答えが参考にならなくてもモチベーションはあがるし、自分の目標設定をその人にしてみたりなど、自分が広がる。
悩みは強い人ほど沢山抱いている。悩みのない練習は向上しない。
やりたくない原因がはっきりわかっているのならば、それを排除するなど自分優先の動きやすい環境をつくる。
やりたくなければしばらく離れても良い。離れた分だけ後れを取る等と考え焦らない。自分のモチベーションがなければいくらトレーニングしても意味は無い。
病気が原因であるのならば専門医などに相談すべき。