カヌーやカヤックを始めたいけど、全く世の中に本が出ていないという今の現状で、どうすべきか迷っている方も多いと思います。 そんな、方々への超初心者の為のボート入門編。
「僕達は、静かな湖で浮かべたいだけなんだ!」 と言う声にお応えする企画です。 入門編と言っても、全く本当の初心者では、内容が中クラスに感じてしまう可能性もあるので、できる限りの基本を覚えていただいて、それから知識を増やしていけるような「やさしく解説」記事にしていければと思っています。 |
ボート遊びをするのに必要なものは何かといいますと、まず、 ①カヌーやカヤックのボート本体。 ②パドル(櫂(かい)) ③ライフジャケット(救命胴衣、PFDとも言います。) これらは必須なものです。 それから、状況に合わせて色々な装備品を増やしてゆきましょう。 |
まず、カヌーとカヤックのボート本体について説明します。
ボートの種類と名称
カヌーとカヤックの違いは一般的に公園のボートのように上側が開いているタイプをカヌーと言い、上側が閉じられているものをカヤックと呼んでいます。
フォールディング 組み立て式 |
舟のアルミの桟を組み合わせて、スキン(カバー)をかぶせてカヌーにする。 人気のあるモデル。 |
インフレータブル ボート |
昔風に言うならゴムボート。使いやすさも値段もお手ごろ。 基本的に静かな水面。 ファミリーやデートや、釣りも(針で穴開けないように) |
カヤック |
製造の素材のヴァリエーションが多い カヌーの上側がふさがれていて、乗船場所だけが開いている。 DIYで木製カヤックを作る人もいる。 |
シットオン |
フィッシングする人などに人気。座って漕いでも枠が低く動作がしやすい。釣り用のオプション品もでている。 また、ダイバーの荷物運搬や休憩にも便利。使い勝手の良い人気モデル |
カヌー |
オープン カナディアン 一般的にカヌーと言うとこのイメージが強い。 |
シーカヤック ツーリング |
海や川のツーリングに向いている設計 長さが5mぐらいあるので、車載を考えましょう。 |
プレイボート シットイン |
長さも短く、操作性もダイレクト。人気のあるボートです。 ボートの乗り込み口をふさぐものを身に着けて乗り込むので、それなりのスキルが必要となってきます。 |
パドルボート |
最近はやりの、ハワイなどで見かけられる。サーフボードタイプの上に立ち上がり、パドルで漕ぐ。 SUP と省略表記される。 Stand Up Paddle Boatともいう。 |
競技用ボート、このサイトでも輸入可能ですが、為替レートに左右されます。ローモデル25万ぐらい+α+輸送料目安です。詳細はメールで。 |
・シットイン(sit-in) はボートの中に入って座るタイプのボート。
・シットオン(sit-on)は枠のないボートの上に乗るボート。
・インフレータブルは空気などをいれて膨らまして使うボート。
・フォールディングは組み立て式のボート。
このタイプを知って、自分はどのような目的を持っているのかを、思い返して選びましょう。
価格帯の目安
日本でも何社か販売しています。その中の目立つ価格帯の表を作ってみました。
記載の価格帯はメーカー設定の価格帯ですが、これ以上の価格帯の商品ももちろんあります。
また、輸入しているボートは為替の影響もうけるだけでなく、輸送費も変わりますので、記載の価格以上になることも考えておきましょう。
一般的に大きなものは来店引取りになるケースが普通ですが、宅配する場合は配送費も予算に入れる必要があります。
買った時の持ち運びも考えておこう
◆カヌーカヤックを車に積む場合
・車に積む場合に、考えなくてはならないことは、車中に入れるのか、車外に積むのか?の問題です。
中に積めるものは、インフレータブル(空気を入れて膨らませる)タイプのボートか、フォールディング(組み立て式)。
・外に積み込む場合には、トラックでなければ、カーキャリアを付けなければなりません。その上に持ち上げて積み込むため、それを持ち上げられるパワー(女性など)が必要です。そして、車の天井が高い場合には、脚立が必要となります。
脚立はいろいろ便利なので、背が低いタイプでも持っていると、反対側からボートを留める場合に役立ちます。
もう一つ考えなければならないことがあります。それは長さです。
道路交通法というものがあり、車の長さ(車検証で確認してください)の10%を超える場合は、積載の度に警察署への届け*1が必要となります。そして、赤い布*2を先端に付けくなてはならないのです。
車載の規則の要約*3
- 最大積載の長さ 車両の長さの1/10(10%)まで
- 最大積載の幅 車両の幅まで
- 最大積載の高さ 3.8m(軽自動車は2.5m)まで
まずは、積載可能なサイズを調べてみましょう。
◆例1:エスティマの場合:車両長さが4800mmなので、10%までだと5280mm。。
車両高さは1745mm、キャリアが150mmだとして合計高1895mm、カヌーの厚さが450mmだとしても2345mm余裕です。
5mのボートでも積めることが可能とわかりました。
◆例2:軽自動車:ダイハツミラの場合車両長さ3395mm高さ1530mmなので、長さ3734mmまでOKですので、シーカヤック以外の大抵のボートなら積み込めるでしょう。
自分でちゃんと調べてみよう!
自分の車のサイズを車検証で確認して、載せられるサイズを割り出してみましょう。
・中に積みこむタイプの場合、私が持ってる組立型のボートはたたむと50cm×65cm×50cmぐらいのバッグに入っています。
後ろのボンネットを開けてサイズを計ってみましょう。後部座席には余裕で乗ります。
アドバイス:水にぬれるスポーツですので、シートに防水カバーを付けた方が使いやすいでしょう。 | モンベルの防水シートカバー |
シートカバーの価格や詳細等は写真クリックで表示
ボートの各部の名称と装備品は、もうちょっと後で解説します。
車にカヌーカヤックの積み込み関連記事リンク
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次回はパドル(櫂)についてです。