エッフェル塔での出来事

昼に行ったらとてつもなく混んでいた。切符を買うだけでも2時間ぐらいは、かかりそうなぐらいの行列。
でも夜の11時ごろまでは、やっていると聞いて又 夜にでも来ようとおもった。

とりあえず昼は違うものを見て夜7時ごろにまた訪れた。
それでもエッフェル塔は結構並んでいたがこのぐらいならまだ我慢できそうと 並ぶ事にした。
パリのシンボルタワーといえばパリの万博の時に建てられたエッフェル塔。
エッフェル塔は鉄を繋ぎ合わせる楔を熱い鉄を型に挟んで鉄骨を繋ぎ合わせたっていうディスプレーが展示してあるんだけどそれは各階によって違う。
階段でも上がることはできるが年齢制限はあるみたい。
07france%20%2831%29 - エッフェル塔での出来事 0Fはレドショッセ、1Fはプルミエタージュ、2Fはドゥージメタージュ、3Fは天辺の階トロズェメタージュ。
0Fで切符売り場があり、各階へ行くのに値段が違うので、切符を買うために並ぶのだ。
各階への価格は切符売り場の上の電光掲示板に値段が書かれていた。

とにかく並ばないと切符を買えないので並んだのです。
僕の前はイギリス人女性と連れの子供.

エッフェル塔の切符を買うのに並んだのだが、蛇行して並んでいるので結構長い行列だった。
僕の前はイギリス人の太めの女性と小学生前ぐらいのこども。
この子はよく見たら、長袖の手がぶらぶらしている、もしかして腕が無いのか?
しばらくずっと見ていたが袖の中身は無い様子、なんて不憫な子供と思っていた。
行列がちょっとづつ進む。

後でわかったのだが、行列はエレベータに乗れる人数ごとにしか進まないのです。だから大体20人ぐらいづつですね。
30分ぐらいして、あたりが暗くなったところでエッフェル塔の電気が点灯した。
真下から見ているがきれいなものだ、東京タワーよりもエッフェル塔は小さいがとても上品なのだ。

その頃行列は1列になって進む幅まできた。
直前に団体入り口とほぼ近いので、変に間違うと団体入り口になってしまいまた後ろの列に並ぶ羽目になるのだから気をつけて。
夕方7時を回るとちょっと寒かった、さっきの少年は長袖一枚ぽく下着を合わせても2枚だった。こりゃ寒そうだなと思ったら。こどもはもう、とっくに寒かったらしく両手を体にくっ付けていたのだ。袖がブラブラしていたのは体の方に手を入れていたからだった。

なんだとちょっと落ち着いたが、勝手に創造しただけな僕が悪い、それからしばらくたって行列はチケット売り場に近くなってきた。腰ぐらいの鉄の柵にはさまれた順路なので変に行列から離れられない。
そのときイギリス人女性が子供に何かを話している
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何かを握り締めたこどもは柵を越えて切符切の近くの売店に向かっていった。
子供はインスタントのカメラを買いにいったようだ。
カメラを買った子供は戻ってこようとしたが、いかんせん背の高い人ばかりで
母親を発見できない。

こちらからは見えるが子供からは見えない、
子供はどこにいるのかわからずきょろきょろしている。
母親はここの狭い柵を越えていけそうに無いし、でもいかないと子供は…
みたいにちょっとうろたえ始めたので

すかさず 僕は
What his name?!! 名前は?!!
母親は名前を言った。

まぁー こんなときに思うのもなんだが なんて難しい発音の名前なんだー
カタカナで書けばデレンと書くのだろうが
発音でいくと ディァレ(L)(ン)
うまく発音できるのかわからないがとりあえず

大きい声で (*゚ノO゚)<イディァレ(L)(ン)

なかなかいいぞ こどもは 気がついたようだがどこからか、わからない
ようなので、僕は手に持っていたフリーペーパーを振りながらもう一度
大きい声で (*゚ノO゚)<イディァレ(L)(ン)

気がついた、こどもは 走ってこっちにきた。
母親は僕にお礼を言った。
僕は Je vous en prie. (どういたしまして)これは結構よく使うフレーズだった。

こどもは無邪気に喜んでいる。
ぼくは周りの人からイギリス人の夫婦だと思われているような雰囲気になった。